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【経済】【中国】李首相が全人代で「台湾独立阻止」強調、香港にも言及


中国北京市で5日スタートした第12期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕式で李克強首相が「政府活動報告」を読み上げ、台湾独立を阻止する考えを改めて強調した。「香港独立に未来はない」などと述べ、香港独立についても初めて言及している。

台湾メディアによると、アモイ大学・台湾研究院長の劉国深院長は、「中台が対立する政治的雰囲気を反映している」と指摘。台湾の馬英九・前政権時代に8年間続いた中台融和の動きは、「すでに中断されている」と言及した。李首相が改めて「台湾独立阻止」を強調したことは、中国側の強硬姿勢を示しているという。ただ、中国は一方で中台の民間交流を中断しておらず、「硬軟」合わせた対台湾政策を推進している。

今回の政府活動報告では、台湾関連の内容が2016年に比べて大幅に増加した。ただ、16年の報告にあった「両岸(中台)は一つの家族のように親しい」などといった文言は姿を消した。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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