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【市況】有賀泰夫の有望株リサーチ

プリマ <日足> 「株探」多機能チャートより

●プリマハム <2281>
―シェア拡大をエンジンに上昇続く!―

 前回と同じ書き出しになりますが、日経平均株価は3ヵ月にわたってほぼ膠着状態にあります。ただし、銘柄ごとのばらつきはかなり大きくなっています。日経平均に連動する主要企業では活躍する銘柄は少ないのですが、さほど認知度は高くないものの業績好調で、割安な銘柄にはすでに年初から大きく上げている銘柄が続出しています。

 トランプ相場に乗ってインデックスが上がったことで上昇した銘柄は、割高感が強まり、リスクもかなりの水準です。しかし、個々に吟味された銘柄では依然割安なままで、しかもインデックスを避ける外人投資家が着実に買っていますので、リスクも小さい銘柄が多くなっています。

 本日付の日本経済新聞に、目利きファンドに脚光というコラムが掲載されていました。インデックスは多くの人が売り買いしますので、活況相場ではすぐ割高になってしまいます。そこで、個々の企業の競争力を吟味して、成長性があり、割安な銘柄を多く仕込んでいるということ。それゆえ、年初から日経平均が横ばいでもすでに10%近いリターンを上げているということです。

 しばしば、相場では「テーマ買い」という言葉が聞かれます。これは人気のあるテーマの株が集中的に買われますので、同じ業種の株が同じように上がります。しかし、今の相場は、上がっている銘柄の業種がバラバラで、同じサブセクターでもいいところは買われて、ダメなところは買われません。つまり、個々の銘柄の本質まで見なければ、今の相場では勝つことはできません。

 さて、そんな中、当コラムで繰り返し取り上げているプリマハム <2281> は継続的に上昇していますが、業績が好調で、いくら上がっても割安なままです。同業の丸大食品 <2288> や伊藤ハム米久ホールディングス <2296> がほとんど上がっていないのとは全く対照的です。これは業界内で同社だけがシェアを伸ばしているからです。

 この状況はまだ当面続く可能性がありますので、かなり上がりはしましたが、依然割安なままであるといえます。

(3月10日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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