【市況】NY株式:ダウは112ドル安、利益確定の動き広がる
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
2日の米国株式相場は下落。ダウ平均は112.58ドル安の21002.97、ナスダックは42.81ポイント安の5861.22で取引を終了した。昨日の大幅な株価上昇を受けた利益確定の動きから、売りが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、連日、連銀高官が利上げに積極的な姿勢を示していることで米景気への楽観的な見方から下げ渋る場面もあったが、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、公益事業や自動車・自動車部品が上昇する一方で銀行や運輸が下落した。
建設機械のキャタピラー(CAT)は連邦税務・金融当局による立ち入り捜査が報じられ、下落。書店のバーンズ・アンド・ノーブル(BKS)は決算内容が嫌気され、軟調推移。ハンバーガーチェーンのシェイク・シャック(SHAK)は通期の売上高見通しが予想を下回り、売られた。一方で、半導体のブロードコム(AVGO)は決算内容が好感され、上昇した。
本日、写真共有アプリ「スナップチャット」を手掛けるスナップ(SNAP)がニューヨーク証券取引所に上場し、公開価格17ドルを大幅に上回る好調な出だしとなった。
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《TM》
提供:フィスコ