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【材料】KDDI---3Q営業利益15.4%増、さらに通期業績予想を上方修正

KDDI <日足> 「株探」多機能チャートより

KDDI<9433>は2月2日、2017年3月期第3四半期(16年4-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比6.8%増の3兆5,222.19億円、営業利益が同15.4%増の7,757.37億円、税引前利益が同15.7%増の7,662.93億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同15.4%増の4,713.98億円となった。

当第3四半期連結累計期間における売上高は、モバイル通信料収入や端末販売収入の増加による国内通信事業の順調な進捗に加え、「au経済圏」の最大化に向けたジュピターショップチャンネルの新規連結化の影響などが増収に寄与した。営業利益は、ショップチャンネルの新規連結化に伴う新たな費用の増加があったものの、端末販売原価や販売手数料等の減少が増益に寄与した。

16年10-12月の3ヶ月間のau純増数(パーソナルセグメント)は37千台となった。また、「auスマートバリュー」は、第3四半期末の累計au契約数が12,320千契約、世帯数は6,120千世帯となっている。

17年3月期通期営業利益見通しについては、au通信ARPA収入の上振れなどに伴う増益要因が、為替影響などの減益要因を上回り、期初予想に対して2.8%増となる9,100億円(前期比9.3%増)に上方修正した。売上高については前期比5.2%増の4兆7,000億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同9.1%増の5,400億円とする期初公表値を据え置いている。また、株主還元においては、一株当たり期末配当金を期初予想40円から45円へ増配した。

《TN》

 提供:フィスコ

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