【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ローツェ、ＳＭＣ、ソフトバンク (8日大引け後 発表分)

※4-12月期決算発表の集中期間(1月25日～2月14日)は、“特別体制”で
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　8日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ローツェ <6323> 　　★今期経常最高益予想を18％上乗せ、配当も8円増額
　◆17年2月期の連結経常利益を従来予想の39.7億円→47億円に18.2％上方修正。増益率が33.7％増→58.0％増に拡大し、従来の16期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。韓国向けディスプレー製造装置の受注が伸び、売上が計画を19.3％も上回ることが利益を押し上げる。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の15円→23円(前期は15円)に大幅増額修正した。

　田辺工業 <1828> [東証２]　　★4-12月期経常は30％増益・通期計画を超過、株式分割を実施
　◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.3％増の15.5億円に拡大して着地。設備保全工事を中心に手持ち工事が順調に進み、8.4％の増収を確保したことが寄与。施工効率の改善や原価管理の徹底を進めたことも大幅増益に貢献した。通期計画の14億円を既に10.9％も上回っており、通期業績の上振れが期待される。
　　同時に、3月31日割当で1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上や投資家層の拡大を好感する買いも期待される。

　アドソル日進 <3837> 　　★今期経常最高益予想を25％上乗せ
　◆17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→7.5億円に25.5％上方修正。増益率が10.2％増→38.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。電力・ガスの自由化関連や航空関連のシステム開発の受注が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

　日本新薬 <4516> 　　★4-12月期(3Q累計)経常は2.6倍増益・通期計画を超過
　◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の187億円に急拡大して着地。排尿障害改善剤や原薬の販売が大きく伸びたうえ、肺高血圧症治療薬に係る一時金の発生、海外売上に伴うロイヤリティ収入の増加などで収益が急拡大した。研究開発費や販管費の一部が第4四半期にずれ込んだことも大幅増益に貢献した。通期計画の133億円を既に41.3％も上回っており、業績上振れが期待される。

　ＳＭＣ <6273> 　　★今期経常を一転4％増益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の1100億円→1350億円に22.7％上方修正。従来の14.9％減益予想から一転して4.5％増益見通しとなった。半導体向けを中心に主力の空圧制御機器の受注が堅調に推移する中、円安による採算改善や為替差益の増加が利益を押し上げる。第4四半期の想定為替レートは1ドル＝112円に見直した。

　遠藤製作所 <7841> [ＪＱ]　　★今期経常を37％上方修正、配当も2円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の10.8億円→14.8億円に37.1％上方修正。増益率が21.2％増→66.1％増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。主力のゴルフ事業でアイアンヘッドの受注が想定より伸びることが寄与。構造改革の進展に加え、円高による輸入コストの低下も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の10円→12円(前期は8円)に増額修正した。

　ソフトバンク <9984> 　　★4-12月期(3Q累計)税引き前が15％増益で着地
　◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比15.0％増の9752億円に伸びて着地。国内通信事業で光通信サービスの契約が大幅に増加したことが寄与。コスト削減が進展した米スプリントの業績改善も増益に大きく貢献した。

株探ニュース