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【市況】明日の株式相場見通し=様子見ムード強く方向感に乏しい推移、売買代金は低水準に

日経平均 <日足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
 あす(9日)の東京株式市場は、現地10日に予定される日米首脳会談を控え、様子見ムードが強まり方向感に乏しい推移となりそうだ。きょうの日経平均株価は、1日以来1週間ぶりに心理的なフシ目である1万9000円台を回復したものの、総じて盛り上がりに欠けた地合いとの印象が強い。

 市場関係者からは「きょうは、円高進行が一服状態となったことから買いが先行して、日経平均株価は1万9000円台を回復した。ところが、東証1部の売買代金は1兆9826億円にとどまり、1月30日以来の2兆円割れと、市場エネルギーは低下したままだ。好決算銘柄への買いもやや持続性に乏しい面がある」との見方が出ていた。

 8日の東京株式市場は、前日の米株高と外国為替市場での円高一服を背景に買い戻される展開となった。ただ、全般薄商いのなかで上値の重さも意識された。日経平均株価終値は、前日比96円82銭高の1万9007円60銭と反発した。

 日程面では、1月のマネーストック、12月の機械受注、1月の工作機械受注に注目。海外ではシカゴ自動車ショー(20日まで)が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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