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【市況】明日の株式相場見通し=1万9000円を挟んでもみあい、トヨタの株価動向を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(7日)の東京株式市場は、外国為替市場での円相場を注視しながらの神経質な展開となりそうだ。また、取引時間中に発表される17年3月期第3四半期累計(4~12月)決算の内容を吟味しながらの個別物色は継続することになる。日経平均株価は、1万9000円を挟んでのもみ合い商状と予想される。

 市場関係者からは「きょう引け後に、トヨタ自動車<7203>が17年3月期通期の連結営業利益予想を、1兆7000億円から1兆8500億円(前期比35.2%減)に上方修正した。想定為替レートを円安方向に見直したことなどによる。ただ、アナリストの多くは2兆円を超える水準を期待していただけに、やや期待外れとの印象があるようだ。トヨタの株価は、全体相場に先行して調整していた面もあり、あすのトヨタの株価動向に注目が集まる」との見方が出ていた。

 6日の東京株式市場は、前週末の米株式の上昇を引き継いで高く始まったものの、その後は上値の重い推移となり、日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もあった。日経平均株価終値は、前週末比58円51銭高の1万8976円71銭と続伸した。

 日程面では、12月の景気動向指数、1月末の外貨準備高に注目。海外では、米12月の貿易収支が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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