【通貨】豪ドル週間見通し:やや弱含みか、豪中銀の声明内容に注目
■弱含み、リスク回避の円買い勝る
先週の豪ドル・円は弱含み。豪貿易黒字の拡大は豪ドル買い材料となったが、トランプ米大統領が難民や中東など7カ国から入国制限を命じたことを受けてリスク回避ムードが広がった。日本の円安誘導への批判や日本の長期金利上昇も嫌気されており、円買いが勝った。取引レンジ:85円20銭-86円92銭。
■やや弱含みか、豪中銀の声明内容に注目
今週の豪ドル・円はやや弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利を発表する。1.50%に据え置きの予想だが、米トランプ政権の保護主義的な通商政策への警戒感は低下していないことから、声明で対応方針について言及するかどうか注目される。経済指標では12月小売売上高が手掛かり材料になる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・6日:豪・12月小売売上高(11月:前月比+0.2%)
・7日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
予想レンジ:84円50銭-87円50銭
《FA》
提供:フィスコ