市場ニュース

戻る
 

【材料】日本ガイシが反発、“3次元NAND恩恵”で今期営業益大幅増額しGC示現が目前

ガイシ <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本ガイシ<5333>が3日ぶり反発、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前となっている。同社は31日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を3850億円から4000億円(前期比8.2%減)へ、営業利益は540億円から630億円(同22.1%減)へ大幅に増額したことで、これがポジティブ材料視された。

 売上高は、為替の円安に加え、セラミックス事業では中国で小型乗用車向け減税策による販売増や、過積載車両の取り締り厳格化に伴うトラック販売増があったことなどが自動車関連製品の需要を押し上げている。エレクトロニクス事業においても、3次元NANDフラッシュメモリー向けや、ファウンドリ向けの半導体メーカーの設備投資活況を受け、半導体製造装置用セラミックス製品の需要が増加したことが寄与している。利益面についても、増収効果や為替の円安によるメリットが発生し前回予想を上回る。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均