市場ニュース

戻る
 

【市況】明日の株式相場見通し=投資環境改善で続伸、外国人買いに期待感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(27日)の東京株式市場は、きょうの大幅上昇によって短期的な投資環境の改善が鮮明となったことから、外国為替市場で極端な円高・ドル安進行とならない限り、日経平均株価は続伸が想定される。きょうの終値で、25日移動平均線(1万9241円=26日)を一気に上回っており、5日の取引時間中の高値1万9615円が射程圏に入ってきた。

 市場関係者からは「きょう投資家の印象に残ったのは、現物株取引時間中の外国為替で、円相場が1ドル=113円20~30銭台とほぼ膠着状態だったにも関わらず、日経平均株価は力強い上昇で300円を超える上げ幅をみせ、ほぼ高値引けとなった点だ。その背景には、海外投資家が注目するドル建ての日経平均株価が170ドル台を回復し、2000年以来の高値水準となったことが伝えられ、NYダウ平均株価の2万ドル大台乗せとあわせて、外国人買い拡大への期待感があったようだ」との見方が出ていた。

 26日の東京株式市場は、朝方から買い優勢の展開。その後も力強くジリ高を継続し、日経平均株価はほぼ高値引けで、前日比344円89銭高の1万9402円39銭と大幅続伸した。

 日程面では、マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売・導入やコンサルティングを手掛けるシャノン<3976>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、12月の消費者物価指数に注目。海外では、米10~12月期のGDP速報値、米12月の耐久財受注、EU財務相理事会、中国が春節の休暇入り(2月2日まで)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均