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【市況】米国株見通し:NYダウ2万ドル乗せが意識されてきている

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2281.25(+6.75) (20:00現在)
ナスダック100先物 5117.00(+20.75) (20:00現在)

20:00時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは50ドル高程度で推移。欧州は小幅ではあるが全般買い優勢の展開。

24日の米株式市場は上昇。トランプ政権によるインフラ投資拡大期待を背景にNYダウは3ケタの上昇となった。足下で調整が続いていたが、これにより上値抵抗の25日線を捉えている。また、一目均衡表では転換線、基準線をクリア。遅行スパンは実線を割り込む形での下方シグナル発生が警戒されていたが、実線を挟んでの攻防のなか、再び実線から上放れつつあり、上方シグナル発生が意識されてきている。トランプ政権への先行き不透明感は根強いが、米国第一主義による設備投資増、雇用回復期待からNYダウ2万ドル乗せが意識されてきている。

経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、FHFA住宅価格指数(11月)が予定されている。また、決算ではUTX、ボーイング、AT&T、クアルコム、eベイ、ウエスタンデジタルが予定されている。ここ数日は決算を受けたインパクトも大きいため、市場の関心は大きい。前日の取引終了後にアルコアの決算が発表され、時間外で弱い値動きをみせていた。ただ、先物はこれを織り込む格好でプラス圏で推移しており、地合いは強そうである。

《KK》

 提供:フィスコ

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