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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高と続伸、非鉄セクターに買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け23日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比13.64ポイント(0.44%)高3136.77ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、14.25ポイント(0.44%)高の3284.57ポイントで取引を終える。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は2.35ポイント(0.70%)高の337.31ポイント、深センB株指数は5.96ポイント(0.54%)高の1107.13ポイントで終了した。

金融当局の資金供給で、資金ひっ迫懸念がやや後退する。中国人民銀行(中央銀行)は20日、公式ミニブログを通じ、「臨時流動性ファシリティ(TLF)」を通じて複数の大型商業銀行に対し、流動性を供給したと発表した。また、人民銀は先週、リバースレポを通じ、週間ベースで過去最大の資金を供給している。この日の外国為替市場で、人民元相場が元高で推移していることも追い風だ。

ただ、上値は重い。春節の大型連休を前に、模様眺めのスタンスが買い手控え要因として意識された。本土市場は今週27日から来週2月2日まで休場となる。

業種別では、非鉄株の上げが目立つ。江西銅業(600362/SH)が5.7%高で引けた。上海商品取引所で、非鉄相場が軒並み急伸したことを好感している。鉄鋼株や建材株、石油や石炭のエネルギー株なども高い。ITハイテク関連株も物色された。オンライン・エンターテイメント・サービスの吉比特(603444/SH)がストップ高する。インターネット産業の発展を支援するため、1000億人民元(約1兆6600億円)規模の国家専門基金が22日に創設されたことなどを材料視している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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