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【市況】明日の株式相場見通し=米大統領就任式目前で見送り商状、1万9000円台固め意識

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(20日)の東京株式市場は、現地20日午後からの米大統領就任式を目前にして、トランプ氏の発言内容と、それに対する米国民の受け止め方を見極めたいとの姿勢から見送りムードが強まりそうだ。

 市場関係者からは「イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による、今後の利上げについての前向きな発言が、日米金利差の拡大を意識させ、1ドル=114円台後半へと、一気に円安・ドル高が進み、連動して株価も上昇した。日経平均株価が、心理的なフシ目の1万9000円台を回復し、5日移動平均線(1万9032円=19日)も上回ったことは、調整を長引かせないという面で意義がある」との見方が出ていた。

 19日の東京株式市場は、外国為替市場で円安・ドル高が急速に進行したことなどを背景に終始買い優勢の展開で、日経平均株価は16日以来3日ぶりに1万9000円台を回復して引けた。終値は前日比177円88銭高の1万9072円25銭と続伸した。

 日程面では、通常国会召集、12月の全国百貨店売上高、12月のコンビニエンスストア売上高に注目。海外では、トランプ氏が米国第45代大統領に就任、中国10~12月期の国内総生産(GDP)、中国12月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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