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【市況】後場に注目すべき3つのポイント~年初の上昇部分帳消しでセンチメント悪化

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・年初の上昇部分帳消しでセンチメント悪化
・ドル・円は114円08銭、ドル・円はもみあい、ハード・ブレグジットに思惑
・日立、ホンダなど10社の目標株価変更




■年初の上昇部分帳消しでセンチメント悪化


日経平均は続落。113.67円安の18981.57円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。売り先行で始まり、その後節目の19000円を割り込んできている。英国のメイ首相の演説を控えていることが手掛けづらくさせている。メイ首相は今後予定されている英国のEU離脱条件に関するEUとの交渉に関する重要な演説を行う。「ハードブレグジット」への懸念から為替相場の変動要因になりやすく、円相場は一時1ドル113円台の円高水準に。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。

セクターでは、水産農林、食料品、不動産、銀行、建設、情報通信、証券、その他金融、ガラス土石が弱い。一方で、鉄鋼、海運、非鉄金属がしっかり。

日経平均の19000円割れはある程度想定されていたが、結局は昨年の大納会水準を下回ってしまったことから、センチメントが悪化しやすい。また、価格帯別出来高の商いが積み上がっている水準を下回っており、自律反発局面において戻り売り圧力が次第に強まりやすい。19000円処で下げ渋りをみせているが、このまま19000円割れの状況が続くと、18500円処までは真空地帯となるため、売り仕掛け的な動き等も警戒されやすいだろう。日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすいが、戻りの鈍さが意識されると警戒である。

その為リスクを回避する流れから相対的に出遅れているセクターや中小型株での個人主体による値幅取り狙いの売買に向かいやすいと考えられる。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は114円08銭、ドル・円はもみあい、ハード・ブレグジットに思惑

17日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあい。今晩のメイ英首相による演説を控え「ハード・ブレグジット」に思惑が広がった。メイ首相の演説で欧州連合(EU)単一市場からの撤退を表明するとの見方から、日経平均株価の下落を手がかりにリスク回避的な円買いが強まり、ドル・円は一時113円83銭まで値を下げた。

日経平均がやや下げ幅を拡大して前引けたほか、ランチタイムの日経平均株価が軟調地合いとなり、目先の株安をにらんだドル売り・円買いに振れやすい。一方で、113円台では押し目買いが観測されており、目先も114円付近でもみあいそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円83銭から114円27銭、ユーロ・円は円120円81銭から121円17銭、ユーロ・ドルは1.0598ドルから1.0619ドルで推移した。


12時20分時点のドル・円は114円08銭、ユーロ・円は121円13銭、ポンド・円は137円62銭、豪ドル・円は85円28銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄

・アルファCo<3434>、ユークス<4334>、ジンズメイト<7448>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・日立<6501>、ホンダ<7267>など10社が目標株価変更

・国際通貨基金(IMF)
「2017年のユーロ圏の成長率予想を1.6%に上方修正」
「2017年のインド、ブラジル、メキシコの成長リ率予想を下方修正」

・ファリハ・サウジアラビア・エネルギー相
「原油減産合意、延長の必要小さい」

・マールゾウク・クウェート石油相
「クウェート、合意上回る14.6-14.8万バレル減産へ」

・麻生財務相
「トランプ氏の大統領就任、日本は右往左往せず対応」


☆後場の注目スケジュール☆


<国内>
・13:30 11月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+1.5%)


<海外>
・特になし

《SK》

 提供:フィスコ

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