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【市況】米国株見通し:利食い売り優勢の展開か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2264.50(-6.00) (19:55現在)
ナスダック100先物 5034.00(-12.50) (19:55現在)

19:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは40ドル安程度で推移。欧州は小幅ではあるが全般売り優勢の展開。

11日の米株式市場は上昇。トランプ次期大統領による記者会見を控え、経済政策等の発表などに対する期待感から買いが先行。会見では薬価高騰を理由に製薬業界に適切な入札方式を導入する意向を発表したほか、防衛予算のコスト削減に言及したことで関連セクターに売りが広がった。その後はもみ合う展開となるなか、原油相場の上昇を下値の支えに上昇に転じている。

本日は、グローベックスの流れを受けて利食い優勢の展開になりそうだ。引き続きトランプ氏発言を受けた医薬品株等の動向を見極めたいところ。経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、輸入物価指数(12月)が予定されており、利上げ時期への思惑につながろう。また、フィラデルフィア連銀総裁やアトランタ連銀総裁、セントルイス連銀総裁等の講演もあり、発言等に振らされやすいだろう。そのほか、取引終了後にはイエレンFRB議長が教育関係者向けタウンホールを開催する。米連邦準備制度に関しての講演だが、質疑応答で経済や見通し、金利動向に関する思惑につながろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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