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2016年12月28日18時00分

【特集】「急拡大カーシェアリング、身近なインフラ目指す次の一手は?(1)」タイムズ24・秋田勝之企画運営担当部長に聞く!<直撃Q&A>

秋田勝之氏(タイムズ24 企画運営担当部長)
 パーク24<4666>のグループ会社であるタイムズ24が展開しているカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」が急拡大している。時間貸し駐車場「タイムズ」にクルマを複数台置く戦略などで認知度は飛躍的に高まり、16年10月期末の会員数は71万9434人と前の期末に比べて31%増加。「クルマに乗る楽しさを伝えたい」と語るタイムズ24の秋田勝之タイムズカープラス事業部企画運営担当部長に今後の展開などを聞いた。

Q1 タイムズカープラスの会員数がここ数年30~40%超で伸びています。好調な背景をどのようにみていますか?

秋田 サービスを展開するうえで「ミヂカ」「オトク」「ベンリ」をキーワードに掲げていますが、なかでも多くの方々が「ミヂカ」に感じられるようになったことが増加の要因に挙げられると思います。現在ステーション数は全国に約8600カ所あり、運営台数は1万6252台に達しています。アンケートによると「家の近くにできた」ことが会員になった理由の約半分を占めており、多くの方に乗っていただける機会を提供できるようになったと感じています。

 また、新幹線をはじめ主要な駅や空港にクルマの配備を進めることで、ビジネスでの使い勝手が向上し、法人会員が増加していることも理由のひとつです。会員登録をしていれば、全国の拠点ですぐに借りることができ、鉄道や飛行機を降りたあとの2次交通手段として「ミヂカ」になったことが利用者の増加につながっていると思います。

Q2 カーシェアリングサービスにおける御社の強みや他の事業とのシナジーを教えてください

秋田 大きな強みの1つに、主力事業である時間貸し駐車場「タイムズ」を全国約1万6000カ所で展開していることが挙げられます。カーシェアリングはクルマの設置場所を確保する必要がありますが、「タイムズ」を有することで場所が確保できる優位性があります。また、グループ内に問い合わせ対応を行う「タイムズコミュニケーション」や、フィールドワークでのトラブル対応を行う「タイムズサービス」などを持ち、さまざまな要望にすぐ対応できる体制をグループ会社で整えていることも大きな特徴です。

 シナジーという点では、レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」でクルマを借りる際にカーシェアリングの会員カードを店頭でかざすだけで借りることができる「ピッとGo」というサービスも提供しています。法人会員向けには駐車場からカーシェアリング、レンタカーを1枚のカードで決済や利用ができる「タイムズビジネスカード」を推進することで、利便性の向上とともにビジネス機会の創出につなげています。また、時間貸し駐車場「タイムズ」との観点からは、カーシェアリングの集客効果を商業施設のオーナーなどに提案することで開発が進めやすくなることがあります。

「急拡大カーシェアリング、身近なインフラ目指す次の一手は?(2)」へ続く


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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