【市況】明日の株式相場見通し=市場参加者の減少続き閑散相場に
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
きょうの日経平均株価の高値と安値の振れ幅は、わずか46円54銭と極めて小幅にとどまり、東証1部の売買代金も1兆6302億円と、10月24日の1兆5658億円以来、約2カ月ぶりの低水準となった。
市場関係者からは「全体相場の変動幅は小幅にとどまっているものの、これまでのトランプラリーで買い進まれた銀行、自動車、商社といったセクターの銘柄には利益確定の売りが目立っている。これとは対照的に医薬品、食品といったディフェンシブ系銘柄が買われた」との見方が出ていた。
26日の東京株式市場は、外国為替市場での円高傾向が重荷となり、輸出株中心に利益確定売りに押される展開となった。ただ、全体商い薄のなかで下げ圧力も限定的で、日経平均株価終値は前営業日比31円03銭安の1万9396円64銭と3日続落した。
日程面では、美容サロン向けICT事業、中小企業向けビジネスサービス事業および介護サービス事業を手掛けるティビィシィ・スキヤツト<3974>がジャスダック市場に新規上場する。このほかに、11月の消費者物価指数・家計調査・有効求人倍率・完全失業率・新設住宅着工、11月の建設機械出荷額に注目。海外では、米12月の消費者信頼感指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)