市場ニュース

戻る
 

【市況】明日の株式相場見通し=過熱感高まり利益確定売り、やや買い疲れの印象も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(16日)の東京株式市場は、きょうまでの8日続伸で、一段と過熱感が高まっていることに加え、週末控えとあって利益確定の売りが先行する展開となりそうだ。15日には、外国為替市場で、1ドル=117円台後半まで急激に円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均株価が一時、前日比マイナス圏に沈むなどやや買い疲れの印象となった。

 市場関係者からは「きょうまでの8日続伸で、日経平均株価は合計998円高とほぼ1000円高の上昇をみせ、騰落レシオ25日移動平均は165.5%と極めて過熱した状態を示しており、適度な調整場面を歓迎するムードも浮上しているほどだ」との見方が出ていた。

 15日の東京株式市場は、売り買い交錯の推移となった。日経平均株価は、朝方高く始まった後マイナス圏に沈んだものの、下値も頑強で後場中盤に買い直されプラス圏に浮上して着地した。日経平均株価終値は、前日比20円18銭高の1万9273円79銭と小幅ながら8日続伸となった。

 日程面では、コンタクトレンズの製造・販売を手掛けるシンシア<7782>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、日ロ首脳が都内で共同記者会見、日ロビジネス対話に注目。海外では、米11月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均