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【市況】NY株式:ダウは297ドル高、トランプ政権への期待膨らむ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は297.84ドル高の19549.62、ナスダックは60.76ポイント高の5393.76で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株も買いが先行。朝方は主要経済指標の発表がない中、トランプ氏が薬価引き下げに言及したことで医薬品・バイオセクターへの警戒感が強まり、上値の重い展開となった。その後は、次期政権でのインフラ投資や減税などの政策期待を背景にした買いが広がり、上げ幅を拡大した。S&P500とダウは最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や運輸が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は10-12月期の業績見通しを上方修正し上昇。ファストフードのウェンディーズ(WEN)はアクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏が株式保有比率を増やしたことが明らかとなり堅調推移。事務用品などのスリーエム(MMM)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、製薬のファイザー(PFE)は英当局から薬価引き上げを巡って1億ドル超の罰金を命じられ、下落した。

マーケット終了後にヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)が発表した8-10月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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