【市況】6日の米国市場ダイジェスト:ダウは35ドル高、ハイテク株に買いが広がる
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■NY株式:ダウは35ドル高、ハイテク株に買いが広がる
NYダウ ナスダック
終値 :19251.78 終値 :5333.00
前日比:+35.54 前日比:+24.11
始値 :19219.91 始値 :5317.74
高値 :19255.89 高値 :5333.99
安値 :19184.74 安値 :5299.94
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は35.54ドル高の19251.78、ナスダックは24.11ポイント高の5333.00で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控えて欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。昨日に最高値を更新したダウに利益確定の売りが広がったほか、原油安も相場の重しとなったが、ハイテク株が牽引し上昇した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや公益事業が下落した。
住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算内容が好感され、上昇。通信大手のベライゾン(VZ)はデータセンター事業をデータセンターREITのエクイニクス(EQIX)に36億ドルで売却合意し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)はクックCEOが「アップルウオッチ」販売の好調さに言及したことで買われた。一方で、スポーツ用品のナイキ(NKE)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、軟調推移となった。
通信大手スプリント(S)の親会社であるソフトバンクの孫社長がトランプ次期大統領と会談し、米国に対する500億ドルの投資に同意した。合併観測の高まりからスプリントやTモバイル(TMUS)は共に上昇している。
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■NY為替:英国のEU離脱交渉を巡る思惑でポンド弱含み
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円73銭へ下落後、114円12銭まで上昇し、114円03銭で引けた。10月の米貿易赤字が予想以上に拡大したことに失望し、一時ドル売りが優勢となった。ただ、10月耐久財受注改定値や製造業受注が予想を上回ったことから、リスク選好的なドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.0749ドルから1.0698ドルへ下落し、1.0719ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の定例理事会で緩和策維持を決定するとの思惑でユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、122円41銭から121円94銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2770ドルから1.2657ドルまで下落。英国の欧州連合(EU)離脱に関する交渉が難航するとの懸念を受けたポンド売りが再燃した。ドル・スイスは、1.0079フランから1.0115フランまで上昇した。
■NY原油:5日ぶりの反落で50.93ドル、短期的な上昇に対する過熱感が意識され
NY原油は5日ぶりの反落(NYMEX原油1月限終値:50.93↓0.83)。高値は4時14分の51.04ドル、安値は23時39分の50.28ドル。石油輸出国機構(OPEC)総会後の上昇率が15%ほどに達していたことから、短期的な上昇に対する過熱感が強まった。年初来高値を更新したものの、さほど新規の買いが入らず伸び悩んだことも影響した様子。
日足チャートでは、年初来高値51.93ドル(10/19)を突破したものの、上値重く上げ一服となっている。まずは心理的な節目である50ドル台での値固めへ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.16ドル +0.32ドル(+1.47%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.51ドル +0.42ドル(+1.00%)
ゴールドマン・サックス(GS)231.38ドル +2.83ドル(+1.24%)
インテル(INTC) 34.72ドル +0.33ドル(+0.96%)
アップル(AAPL) 109.95ドル +0.84ドル(+0.77%)
アルファベット(GOOG) 776.18ドル -2.04ドル(-0.26%)
フェイスブック(FB) 117.31ドル -0.12ドル(-0.10%)
キャタピラー(CAT) 95.22ドル +0.77ドル(+0.82%)
アルコア(AA) 31.15ドル -0.07ドル(-0.22%)
ウォルマート(WMT) 70.36ドル +0.42ドル(+0.60%)
スプリント(S) 8.17ドル +0.12ドル(+1.49%)
《NO》
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