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【市況】東京株式(寄り付き)=円安基調を好感して買い先行

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は買い先行のスタート。寄り付きの日経平均株価は、前週末比92円高の1万7467円と続伸している。前週末11日の米株式市場でのNYダウ平均株価続伸や、外国為替市場での円安・ドル高基調を好感し、買いが先行している。ただ、前週の急ピッチな上昇の後だけに、買い一巡後は上値の重い展開も予想される。

 寄り付き前に発表された7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は、年率2.2%増と、市場予想の同0.8%増を上回った。午前9時現在の東京外国為替市場では、1ドル=106円80銭台と、円安・ドル高基調が継続している。

 前週末11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比39.78ドル高の1万8847.66ドルと5日続伸し、前日に続き過去最高値を更新した。このところ買い進まれていた医薬品株などに利益確定売りが出た一方で、アップル、シスコシステムズ、P&Gなど軟調だった銘柄が買われた。また、ウォルトディズニーが大幅上昇しNYダウ平均株価の上昇を牽引した。ただ、原油価格の下落は続いており、石油関連などの資源株には安いものが目立った。ナスダック総合株価指数は、前日比28.318ポイント高の5237.114と反発した。

 寄り付き時点の業種別では、不動産、鉱業、銀行、ゴム製品、パルプ・紙などが買われている。半面、医薬品、情報・通信、食料品などは売られている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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