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【市況】日経平均寄与度ランキング(前引け)~ 日経平均は3日ぶり大幅反発、三菱マやT&DHDが構成銘柄の上昇率上位

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり222銘柄、値下がり3銘柄、変わらずなしとなった。

日経平均は3日ぶり大幅反発。前日比927.33円高の17178.87円(出来高概算16億8000万株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場では、大統領選挙に勝利したドナルド・トランプ氏の経済政策へと関心が移り、恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが広がった。NYダウは256ドル高と大きく上昇し、為替市場では1ドル=105円台まで円安が進んだ。こうした流れを受けて日経平均は311円高からスタートすると、シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形で一時17200円台まで急伸した。買い戻しが一巡すると17200円を挟んだもみ合いが続いた。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で日経平均を約150円押し上げた。値上がり寄与4位の信越化<4063>は11.0%高。米国の大型インフラ投資への期待から物色が向かったようだ。日経平均構成銘柄の上昇率トップは三菱マ<5711>で14.1%高、同2位はT&DHD<8795>で13.1%高だった。三菱マは一時ストップ高まで買われる場面があった。

一方、値下がりしたのは明治HD<2269>、ニチレイ<2871>、日本ハム<2282>の3銘柄のみだった。業種別でも食料品の上昇率は低位にとどまった。明治HDは6.7%安で前場を折り返した。上期営業利益は前年同期比11.7%増の373億円となり、通期予想も745億円から815億円に上方修正した。しかし、上期実績、修正後の通期予想ともに市場コンセンサスを下回る内容だった。


*11:30現在


日経平均株価  17178.87(+927.33)

値上がり銘柄数 222(寄与度+934.01)
値下がり銘柄数  3(寄与度-6.68)
変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 36150 2470 +94.77
<9984> ソフトバンクG 6502 479 +55.14
<6954> ファナック 19075 1030 +39.52
<4063> 信越化 8276 817 +31.35
<6367> ダイキン 10310 683 +26.21
<8035> 東エレク 9763 603 +23.14
<6971> 京セラ 5033 270 +20.72
<6762> TDK 7040 510 +19.57
<4523> エーザイ 6544 491 +18.84
<4507> 塩野義 5316 453 +17.38
<7267> ホンダ 2952 216.5 +16.61
<9735> セコム 7766 417 +16.00
<4503> アステラス薬 1559.5 80.5 +15.44
<6988> 日東電 7203 361 +13.85
<4021> 日産化 3790 305 +11.70
<7203> トヨタ 5807 297 +11.40
<6902> デンソー 4501 293 +11.24
<9433> KDDI 2898 45 +10.36
<4324> 電通 5160 260 +9.98
<7269> スズキ 3993 250 +9.59

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<2269> 明治HD 9260 -660 -5.06
<2871> ニチレイ 2219 -50 -0.96
<2282> 日本ハム 2691 -17 -0.65

《MA》

 提供:フィスコ

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