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【市況】9日の香港市場概況:ハンセン2.2%安と3日ぶり反落、米大統領選挙結果を警戒

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

9日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比494.28ポイント(2.16%)安の22415.19ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が281.19ポイント(2.91%)安の9378.66ポイントと4日ぶりにそれぞれ急反落した。売買代金は1041億5800万香港ドルに拡大している(8日は538億4800万香港ドル)。1000億香港ドルの大台に乗せるのは、約2カ月ぶり。

投資マインドが冷え込む。米大統領選の開票が進み、共和党候補のドナルド・トランプ氏が当選確定したことを警戒。経済政策などで不透明な点が多いだけに、世界経済への悪影響が不安視された。リスク回避の動きが鮮明化する。グローベックスのNYダウ先物やアジア市場の主要指標が急落し、原油先物なども大きく下落した。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち49が下落)。時価総額上位の本土系金融株が下げを主導する。中国建設銀行(939/HK)が3.5%安、中国工商銀行(1398/HK)と中国銀行(3988/HK)がそろって3.4%安で引けた。

石油関連セクターも急落。大手3社の中国石油化工(サイノペック:386/HK)と中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)がそろって3.7%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.8%安、油田掘削サービスの中海油田服務(チャイナ・オイルフィールド・サービシズ:2883/HK)が3.4%安と値を下げた。



【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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