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【市況】連休中、世界の市場はこう動いた=日経平均先物1万7000円割れ、トランプに怯える市場

 文化の日の祝日で日本市場が休場となった3日、世界の株式市場は売り優勢の展開。為替はドル売り・円買いが止まらず、1ドル=102円台までドル安・円高が進行。シカゴの日経平均先物は1万7000円を割り込んで推移している。米大統領選の世論調査でドナルド・トランプ候補がヒラリー・クリントン候補を支持率で上回ったことを受け、リスクオフの動きが継続した。

 2日の米国株式市場でNYダウは77ドル安の1万7959ドルと5日続落。S&P500は7日続落となった。FOMCでの追加利上げは見送りとなったが織り込み済み。8日の大統領選挙投票日まで1週間を切るなか、共和党のトランプ候補の当選確率上昇を嫌気した売りが続いた。

 3日のアジア株式市場では上海総合指数、韓国総合指数を除き全面安。一方、日本時間夕方に取引が始まった欧州各国の株式市場は主要指数が下落して始まったものの、英FTSE100指数、独DAX指数などが相次いでプラス圏に浮上している。

 為替はドル円が1ドル=102円80銭台で推移。午前9時すぎから急速なドル売り・円買いが進み、一時1ドル=102円50銭台までドル安・円高が進んだが、ロンドン時間に入り、ややドルが買い戻されている。

 シカゴの日経平均先物12月限は1万7000円の大台を割り込み、一時1万6915円まで下落。2日の現物終値1万7134円を大きく下回っている。

 市場の先行き不透明感が高まると価格が上昇するVIX指数(恐怖指数)は19.55まで上昇。英EU離脱ショック時以来の20の大台に接近した。

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