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2016年10月31日15時29分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):エクセディ、郵船、スクリン

エクセディ <日足> 「株探」多機能チャートより
■エクセディ <7278>  2,991円  +192 円 (+6.9%)  本日終値
 28日、クラッチ首位のエクセディ <7278> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.2%増の89.3億円となったことが買い材料視された。米国向け自動変速機(AT)用自動車部品の受注が伸びたうえ、原価低減を進めたことで増益を確保した。第1四半期の同利益は前年同期比15.1%減だっただけに、増益確保を好感した買いが向かった。

■日本郵船 <9101>  215円  +13 円 (+6.4%)  本日終値
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が軒並み高。3社はきょう前場取引時間中に、定期コンテナ船事業を統合(合弁会社設立)することで契約を締結したことを発表、これが材料視された。市場では「3社のコンテナ船事業は世界的にもシェアが小さくなっており採算がとりにくくなっていた。統合による合理化効果が株価を強く刺激する格好となった。水準的にも(株価が)出遅れていたことに加え、商船三井や川崎汽など信用売り残も高水準で、空売りの買い戻しも株価に浮揚力を与えた」(国内ネット証券大手)と指摘されている。また、各銘柄とも解散価値を大きく下回る低PBRで、業界を代表する郵船が0.5倍と解散価値の半値に放置されるなど指標面からの見直し余地の大きさにも注目が集まっているようだ。

■スクリン <7735>  7,190円  +430 円 (+6.4%)  本日終値
 SCREENホールディングス<7735>、日立国際電気<6756>が高い。いずれも半導体製造装置に対する高水準の収益環境を映し1997年以来19年ぶりの高値圏を舞う展開にある。きょうは東京エレクトロン<8035>が17年3月期の最終利益を上方修正し、これが両銘柄の株価を強く刺激する格好となった。スマートフォンなどモバイル端末の機能向上に加え、ビッグデータやIoT時代の本格到来で3次元NAND型メモリーなど次世代商品の開発競争が先鋭化しており、装置メーカーには強力な追い風が意識されている。

■ルネサンス <2378>  1,419円  +79 円 (+5.9%)  本日終値
 28日に決算を発表。「今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 ルネサンス <2378> が10月28日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.2%増の15.8億円に伸び、従来予想の13億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の31億円→33.5億円(前期は29.3億円)に8.1%上方修正し、増益率が5.7%増→14.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒ルネサンスの詳しい業績推移表を見る

■ユナイテッドアローズ <7606>  2,866円  +154 円 (+5.7%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が大幅反発。前週末28日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。上限を300万株(発行済み株数の9.93%)、または60億円を上限としており、取得期間は11月7日から来年3月31日まで。資本効率の向上を図るとともに、経済環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行するためとしている。同時に、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1504億3800万円から1450億円(前期比2.9%増)へ、営業利益を113億6400万円から90億9200万円(同17.9%減)へ、純利益を68億9000万円から52億円(同19.9%減)へ下方修正したが織り込み済みとの見方が強い。天候不順に対して、商品投入の柔軟性が欠けたことなどで売り上げが低調に推移したことが要因。また、それに伴い値引販売が増加したことで粗利益率が低下したことで、利益も計画を下回るとしている。

■日本特殊陶業 <5334>  2,076円  +107 円 (+5.4%)  本日終値
 日本特殊陶業<5334>が後場急伸。31日午後2時ごろ、17年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を3698億円から3508億円(前期比8.5%減)へ下方修正した一方、営業利益を425億円から471億円(同28.9%減)へ上方修正したことが好感されている。自動車関連事業で、予想以上に欧州、中国、東南アジアで売り上げが伸長していることに加え、円高対策による経費削減、投資の見直しなどが寄与するためとしている。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は売上高1803億1000万円(前年同期比6.1%減)、営業利益265億3000万円(同21.8%減)だった。

■森永乳業 <2264>  846円  +43 円 (+5.4%)  本日終値
 28日、森永乳業 <2264> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の170億円→210億円に23.5%上方修正。増益率が13.6%増→40.4%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。ヨーグルトやアイスクリームで単価の高い商品の販売が伸びることが寄与。原材料コストが想定を下回ることも利益上振れに貢献する。

■ジェイエイシ <2124>  1,362円  +67 円 (+5.2%)  本日終値
 28日、ジェイエイシーリクルートメント <2124> が16年12月期の連結経常利益を従来予想の40.5億円→47.2億円に16.5%上方修正。増益率が15.0%増→34.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。旺盛な求人需要が続く中、専門性の高い人材紹介が伸び、単価が上昇することが寄与。販管費が想定を下回ることも利益押し上げ要因となる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は19円)に増額修正した。前日終値ベースの期末配当利回りは2.32%に上昇し、配当取りを狙う買いも向かった。

■アマノ <6436>  1,955円  +96 円 (+5.2%)  本日終値
 28日、アマノ <6436> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる53万7900株(金額で10億円)を上限に、31日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は28日終値の1859円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比5.0%増の52.3億円に伸びたことも支援材料。

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