【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ クラウドW
クラウドW <日足> 「株探」多機能チャートより
●クラウドW <3900> 【目標株価】1600円(21日終値1312円)
「クラウドソーシングで成長期待膨らむ」
クラウドワークス <3900> [東証M]は大出直り相場の途上にあり、目先の押し目は強気に拾っていきたい。人材不足の時流を映して、在宅ワーカーと企業を結ぶネット上での人材マッチングサービスである クラウドソーシング市場が拡大しているが、そのなか同社は業界を先駆する企業として注目されている。
発注内容をヒアリングして発注完了までの全工程を代行するコンシェルジュサービスが好評で、採用企業数が急増。先行投資に伴い17年9月期は営業損益段階で赤字が続く見通しながら、18年9月期については10億円前後の黒字化が視界に入ってくるとの見方が市場では強い。
環境省との共同プロジェクトの始動や、新たなオンライン取引サービス「ワオミー」など買い手掛かり材料は多く、目先的には1600円水準が目標となるが、中長期的には上場後の高値圏である2000円近辺を目指す動きが期待できる。
●ジェネパ <3195> 【目標株価】1200円(21日終値820円)
「『独身の日』を前に越境EC関連銘柄に関心」
ジェネレーションパス <3195> [東証M]は、インターネットショッピングサイト「リコメン堂」を運営。越境EC(電子商取引)にも注力しており、中国のネットショッピングが盛り上がるとされる11月11日の「独身の日」を前に関心を集めそうだ。
同社は2015年6月にアジア有数の大手複合企業であるチャロン・ポカパンと資本提携を行い、中国を対象とした越境ECに本格参入。同年11月には上海市政府系運営の通販サイト「KJT.com」に日本企業として初出店したほか、今年7月には中国のMNC社と資本業務提携を行い、新たな越境ECサイト「洋桃派」の運営を開始している。
9月13日に発表された16年10月期第3四半期(5-7月)の連結経常損益は2000万円の赤字(15年11月-16年7月の累計では6500万円の黒字)となったが、これは中国でのECに関する各種規制への対応やMNC社と資本業務提携を行ったことによる各種費用の計上、急激な円高による保有外貨建資産の為替損益が発生したことによるもの。株価は第3四半期決算を発表して以降さえない展開が続いているが、越境ECの成長性を考えれば現在の株価水準には魅力がある。
株探ニュース