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【市況】NY株式:ダウは40ドル高、原油高や決算を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

19日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は40.68ドル高の18202.62、ナスダックは2.58ポイント高の5246.41で取引を終了した。原油価格が約15ヶ月ぶりの高値を付けたことや、主要企業決算を好感し堅調推移となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、大半の地域で緩やかなペースで景気が拡大したとの認識が示されたものの、利上げ観測や相場への影響は限定的だった。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇する一方、半導体・半導体製造装置や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は、本日NY時間午後8時からの新製品発表を控えて堅調推移。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)が好決算を発表して上昇。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、中国事業の責任者を指名するとともに、中国での店舗数を今後5年で2倍の5000店舗に拡大する計画を明らかにして上昇。一方で半導体のインテル(INTC)は、決算が予想を下回り下落。通信大手のTモバイル(TMUS)は、データ通信無制限のプランに対して一部通信制限を行っていた問題に関して、当局と4800万ドルの支払いで和解し軟調推移となった。

大統領両候補による3回目の討論会がNY時間午後9時から予定されている。劣勢が伝えられている共和党のトランプ氏が巻き返しを図ることができるかどうか注目される。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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