【市況】明日の株式相場見通し=上値重く神経質な推移、米大領候補のテレビ討論会に関心
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうで日経株価は4日続伸したものの、売買代金は低迷したままで、1万7000円台を力強く突破する相場は期待薄となっている。ただ、中期的には75日移動平均線(1万6544円=同)と200日移動平均線(1万6641円=同)のゴールデンクロスのタイミングが接近している。これが達成すれば、現状水準での値固めから上昇を示唆するシグナルとなる」との見方が出ていた。
19日の東京株式市場は朝方軟調に推移したものの、中国の7~9月期国内総生産(GDP)などの経済指標が事前の市場想定内で、安心感から買いが優勢となった。ただ、市場エネルギーの少なさが際立ち上値は重かった。日経平均株価終値は、前日比35円30銭高の1万6998円91銭と4日続伸した。
日程面では、9月の粗鋼生産量、9月の全国百貨店売上高、9月のコンビニエンスストア売上高に注目。海外では、EU首脳会議(~21日)、欧州中央銀行(ECB)理事会、米9月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)