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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸、朝安後プラス圏に切り返すも閑散商状続く

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 18日前引けの日経平均株価は前日比23円88銭高の1万6924円00銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億6125万株、売買代金概算は8481億3000万円。値上がり銘柄数は1083、対して値下がり銘柄数は720、変わらずは181銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯。朝方は海外株安や原油市況安、円高傾向の為替を横目に日経平均は安く始まったものの、その後は売り物を吸収してプラス圏に浮上。ただ、全体商い低調ななかで上値を買い進む動きには発展せず、前日終値近辺で方向感が定まらずに漂う展開となった。来週から本格化する企業の決算発表を前に、模様眺めムードが強い。海外では20日のECB理事会の結果とドラギECB総裁の会見を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。前場の売買代金は8000億円台にとどまるなど引き続き市場エネルギー不足が顕著。

 個別では大東建託<1878>が業績と配当予想増額を背景に商いを伴い大幅高となったほか、同じく業績上方修正を材料に日本M&Aセンター<2127>も急動意。日東電工<6988>、村田製作所<6981>も高い。カプコン<9697>が値を飛ばし、三井化学<4183>、トクヤマ<4043>など化学株の一角も人気。半面、ソフトバンクグループ<9984>が利益確定売りに軟調、円高含みの為替を横にらみにトヨタ自動車<7203>もさえない動き。業績悪の船井電機<6839>が大幅安、東京製鉄<5423>も軟調だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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