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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クラウドW、マイネット、AGP

クラウドW <日足> 「株探」多機能チャートより
■クラウドワークス <3900>  1,252円  +223 円 (+21.7%)  本日終値
 クラウドワークス<3900>が急反発。同社はネット上で仕事を受発注するクラウドソーシング会社の国内トップ。人材不足の時流を映して、在宅ワーカーと企業のマッチングサービスは高水準のニーズがあり、同社の総契約額は順調な伸びを示している。発注内容をヒアリングして発注完了までの全工程を代行するコンシェルジュサービスは「企業の使い勝手を向上させ採用企業数の拡大に反映され、直近は13万社を超える」(国内証券アナリスト)状況で、マーケットでも同社の営業基盤の厚さが意識され始めた。これまでは投資が先行し損益面で赤字を余儀なくされていたが、「17年9月期は営業損益段階で10億円前後の黒字化が視野に入っている」(同)という。

■マイネット <3928>  4,195円  +700 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 マイネット <3928> [東証M]が連日ストップ高。13日、同社がクルーズ <2138> [JQ]の「エレメンタルストーリー」を除くゲーム事業を買収すると発表したことが引き続き材料視された。クルーズが新設した分割子会社C&Mゲームスの全株式を45億円で取得する。C&Mゲームスはブラウザゲームを中心に16タイトルを運営、16年3月期の売上高は86.8億円、営業利益は24.1億円だった。発表を受けて、クルーズのゲーム事業の買収による事業基盤の拡大に期待する買いが続いている。

■エージーピー <9377>  902円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 エージーピー<9377>が急反発。同社は14日、12月から空港内外で「AGPでんき」の販売を開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。また、原田(広島市)と空調機節電システムの販売に関して代理店契約を締結。原田が開発・製造した、空調機を30分に1回または2回制御し、室内を送風状態にすることで、使用電力とデマンドを低減することが可能になるシステムを顧客に提供する。

■ADプラズマ <6668>  690円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 アドテック プラズマ テクノロジー<6668>がストップ高。同社は14日取引終了後に、17年8月期通期の連結業績予想を公表。経常利益見通しを4億3900万円(前期比3.4倍)としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高予想は57億9300万円(同9.0%増)。主力の半導体・液晶関連事業は、タッチパネルなどの成膜装置メーカーの設備投資が引き続き堅調に推移するとみているほか、3次元NANDフラッシュメモリー需要による半導体製造装置の投資を見込んでいる。

■アデランス <8170>  560円  +80 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 14日、アデランス <8170> に対してインテグラル傘下のアドヒアレンスがMBO(経営陣による買収)を実施すると発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を29.1%上回る1株620円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は17日から11月29日まで。同社は東証1部を上場廃止になる見通し。

■安川情報システム <2354>  1,074円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 14日、安川情報システム <2354> [東証2]が17年3月期の連結経常損益を従来予想の4.2億円の黒字→6億円の黒字(前期は5.3億円の赤字)に42.9%上方修正したことが買い材料視された。通信事業者や健康保険者向けシステム開発などの受注が堅調に推移する中、利益率の高い案件の増加やコスト削減で採算が大きく改善する。

■Gunosy <6047>  1,078円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 14日、Gunosy <6047> [東証M]が決算を発表。17年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益が前年同期非連結比5.0倍の2.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ニュース配信アプリ「グノシー」「ニュースパス」の利用者拡大で広告収入が大きく伸びたことが寄与。KDDIとの提携によるau関連メディアの受注獲得でアドネットワークの収益も拡大した。上期計画の3.1億円に対する進捗率は76.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■アエリア <3758>  1,301円  +176 円 (+15.6%)  本日終値
 アエリア<3758>が大幅続伸。同社は14日、子会社のアエリアゲームズと角川ゲームス(東京都品川区)の共同事業第1弾となる次世代育成シミュレーションゲーム「STARLY GIRLS -Episode Starsia-」(スターリーガールズ)のクローズドベータテストを実施すると発表。同ゲームは16年内の配信を予定しており、期待感が高まるかたちとなっているようだ。クローズドベータテストはゲームプレーおよび安定動作の検証を目的として行われるもので、実施時期は10月末もしくは11月初旬を予定。同社では実施に先駆け、テストに協力するテスターの募集を開始している。

■ブロッコリー <2706>  606円  +61 円 (+11.2%)  本日終値
 ブロッコリー<2706>が急騰。同社はゲームソフトや関連物販を手掛けるが足もとの業績は好調に推移しており、同社が前週末14日に発表した16年3~8月期の業績は経常利益段階で前期比12.3%増の3億7200万円と2ケタ増益を確保した。これを好感するかたちとなった。テクニカル的にも13週移動平均線を足場に再浮上のタイミングで追随買いの動きを誘っている。

●ストップ高銘柄
 スパンクリト <5277>  434円  +80 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
 エヌジェイ <9421>  1,670円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 イナリサーチ <2176>  1,046円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 オークファン <3674>  1,169円  -400 円 (-25.5%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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