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【特集】ピクスタ Research Memo(7):16/12期も増収増益見込み、新規事業の拡大にも期待

ピクスタ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(1) 2016年12月期通期見通し

2016年12月期についてピクスタ<3416>は、売上高1,726百万円(前期比24.4%増)、営業利益182百万円(同31.6%増)、経常利益182百万円(同51.3%増)、当期純利益116百万円(同4.4%増)と予想している。これらの数値は、期初予想から変更はない。

前述のように今第2四半期の進捗が順調であり、今下期についても同様の事業環境が続き、通期の業績予想は無理なく達成される可能性が高いと弊社では考えている。今下期の注目点は以下のようなところだと考えている。

PIXTA事業では、同社は引き続きサイトの内容を充実させて、クリエイターとユーザーの双方にとって魅力度を高めていく方針だ。一義的にはKPIの推移が注目点であるが、一段掘り下げたところでは定額制契約の中のマルチシートライセンスの普及度合いや、人物専属クリエイター(売れ筋の人物写真を「PIXTA」に専門に投稿するクリエイター)など売れ筋商品の囲い込みの進展などに注目していきたいと考えている。

新規事業では「fotowa」が今秋訪れる初の需要期(七五三シーズン)においてどのように需要を掘り起こせるかに注目している。この結果によってfotowa事業の今後の事業展開のイメージがより明確になってくるとみられる。

さらには、「Snapmart」の展開も要注目点だ。スマートフォン写真によるストックフォト事業は、PIXTA事業とは世界観が大きく異なるのは前述のとおりだ。一方で、手軽でより身近なスマートフォン写真を扱うため、「PIXTA」以上に浸透する可能性もある。同社がこの市場をどのように作り上げていくのか、期待をもって見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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