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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は17000円近辺での底堅さが意識されそう

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均は17000円近辺での底堅さが意識されそう
■外資系証券の注文動向:差し引き170万株の売り越し
■前場の注目材料:セブン&アイ、百貨店縮小




■日経平均は17000円近辺での底堅さが意識されそう


7日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。6日の米国市場では、雇用統計を明日に控え、利益確定の売りが先行した。週間新規失業保険申請件数が予想から大きく減少し、追加利上げ観測の拡大に繋がったことも利食いにつながったようだ。一方で、原油先物相場は3ヶ月ぶりに節目の50ドルを回復したほか、欧州中央銀行(ECB)が、量的緩和策の段階的な縮小を計画しているとの報道を否定したことも材料視される。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の16945円だった。

原油相場の上昇を背景とした資源・エネルギー関連への物色が意識されるほか、為替相場は1ドル104円台に乗せてきており、円安を手掛かりとした自動車、ハイテク等の景気敏感セクターへの物色も意識されるところであろう。その他、米シティは、欧州ポートフォリオにおける銀行の投資評価を「オーバーウエイト」に引き上げている。相対的な割安感が出ていること、融資残高の増加傾向が表れているという。銀行が底堅い値動きをみせてくるようだと、安心感につながることになろう。

米雇用統計を控えているほか、3連休となることもあり、積極的な売買は手控えられそうだが、日経平均は17000円近辺での底堅さが意識されそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き170万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1630万株、買い1460万株、差し引き170万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


9月30日(金):830万株の売り越し
10月03日(月):20万株の買い越し
10月04日(火):430万株の買い越し
10月05日(水):80万株の売り越し
10月06日(木):510万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウは下落(18268.50、-12.53)
・NY原油は上昇(50.44、+0.61)
・セブン&アイ<3382>、百貨店縮小
・政府、農業のコスト削減へ動き出す
・ポンド安


☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・特になし

《WA》

 提供:フィスコ

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