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【市況】明日の株式相場見通し=米雇用統計を前に利益確定売り、上値の重さ際立つ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(7日)の東京株式市場は、日本時間同日夜の米9月の雇用統計発表を前に、この内容を見たいとの判断から投資家のあいだに見送り気分が強まりそうだ。日経平均株価は、きょうまでの4日続伸で合計449円の大幅上昇をみせており、3連休控えの週末ということもあり利益確定の売りが優勢となりそうだ。

 市場関係者からは「外国為替市場で、1ドル=103円台半ばまで一気に円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均株価は心理的フシ目の1万7000円を目前にして利益確定売りに押される結果となった。また、最近4日間の日経平均株価の上昇幅を見ると、3日=148円、4日=136円、5日=83円、6日=79円と日を追うごとに上昇幅が縮小している」としていた。

 6日の東京株式市場は、売り物を吸収して終始買い優勢の展開となったものの、後場は伸び悩んだ。日経平均株価終値は、前日比79円86銭高の1万6899円10銭と4日続伸となった。

 日程面では、金融機関などを対象としたシステムの開発、使用許諾(保守・運用含む)およびコンサルティング事業を手掛けるキャピタル・アセット・プランニング<3965>がジャスダック市場に新規上場する。

 このほかに、8月の景気動向指数、8月の毎月勤労統計速報に注目。海外では、米9月の雇用統計、米8月の卸売売上高、ノーベル平和賞発表が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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