【市況】明日の株式相場見通し=米雇用統計を前に利益確定売り、上値の重さ際立つ
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「外国為替市場で、1ドル=103円台半ばまで一気に円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均株価は心理的フシ目の1万7000円を目前にして利益確定売りに押される結果となった。また、最近4日間の日経平均株価の上昇幅を見ると、3日=148円、4日=136円、5日=83円、6日=79円と日を追うごとに上昇幅が縮小している」としていた。
6日の東京株式市場は、売り物を吸収して終始買い優勢の展開となったものの、後場は伸び悩んだ。日経平均株価終値は、前日比79円86銭高の1万6899円10銭と4日続伸となった。
日程面では、金融機関などを対象としたシステムの開発、使用許諾(保守・運用含む)およびコンサルティング事業を手掛けるキャピタル・アセット・プランニング<3965>がジャスダック市場に新規上場する。
このほかに、8月の景気動向指数、8月の毎月勤労統計速報に注目。海外では、米9月の雇用統計、米8月の卸売売上高、ノーベル平和賞発表が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)