キヤノン <日足> 「株探」多機能チャートより
韓国のサムスン電子は12日にプリンター事業を米国のヒューレット・パッカード(HP)に売却すると発表した。野村証券はこの動きは「日系企業にとってポジティブ」と前向きにとらえている。サムスン電子は、15年のレーザービームプリンター(LBP)の世界シェアは2位。巨大な企業グループがバックに控えるサムスンは日系の事務機メーカーにとって常に大きな潜在的な脅威だった。今回の統合によりシェアより収益性を重視するHPに買収されたことは、キヤノン<
7751>を除く日系事務機メーカーには全般的にポジティブ。特に、LBPでHP、サムスンと熾烈なシェア競争を繰り広げてきたブラザー工業<
6448>には恩恵が大きいとみている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)