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【市況】NY株式:ダウは31ドル安、原油安嫌気するもハイテク銘柄は堅調

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

14日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は31.98ドル安の18034.77、ナスダックは18.52ポイント高の5173.77で取引を終了した。昨日の大幅下落を受けた買い戻しが入り、買いが先行。アップルなどハイテク銘柄が選好されたものの、原油安や利上げへの警戒感から上げ幅を縮小し、ダウは下落に転じた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でエネルギーや自動車・自動車部品が下落した。



携帯端末のアップル(AAPL)は一部アナリストによる買い推奨やiPhone7への期待感から上昇。小売のメーシーズ(M)はシティグループによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学大手バイエルによる660億ドルの買収で合意し、買われた。一方で、自動車大手のフォード(F)は17年の業績予想について、16年を下回るとの見通しを示し、下落。革製品のコーチ(COH)はモルガン・スタンレーによる投資判断引き下げを受け、軟調推移となった。

先日、不正口座開設などで処分を受けた銀行大手のウェルズ・ファーゴ(WFC)に対して、米司法省が刑事捜査に着手したことが明らかとなっており、影響の拡大が懸念される。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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