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【市況】明日の株式相場見通し=方向感に乏しい展開、大型株の軟調ぶり目立つ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(14日)の東京株式市場は、積極的な売買が手控えられるなか、引き続き方向感に乏しい展開となりそうだ。日経平均株価はもちあい弱含みの推移が予想される。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は小幅反発したものの、東証株価指数(TOPIX)は、小幅安で5日続落となった。目立ったのは大型株の軟調ぶりで、メガバンクや大手証券が鈍い値動きに終始した。半面、東証1部の値上がり率上位には、中小型銘柄のランクインが目立った」との見方が出ていた。

 13日の東京株式市場は、NYダウ平均株価の大幅反発を背景に、前日急落した反動もあって日経平均株価は切り返しに転じた。ただ、外国為替市場で円高警戒感が根強いことから、買い一巡後は上値の重い値運びとなった。日経平均株価終値は、前日比56円12銭高の1万6729円04銭と小幅反発した。

 日程面では、串カツ居酒屋「串カツ田中」の直営及びFC店舗を運営する串カツ田中<3547>、医療・介護分野に特化したクラウドサービス事業およびそれに付随するサービスを手掛けるカネミックネットワーク<3939>、運用型広告、SEOコンサルティングなどを主要サービスとするデジタルマーケティング事業や、アプリの企画・開発・運営を行うライフテクノロジー事業を展開するデジタルアイデンティティ<6533>の3社が東証マザーズ市場に同時上場する。

 このほかに、日中高級事務レベル海洋協議(15日まで)、8月の新築マンション市場動向に注目。海外では、米8月の輸入物価指数、韓国株式市場は中秋の連休で16日まで休場。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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