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【市況】日経平均反発も中小型株優位の展開、VR/ARや自動運転車/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 13日の日本株市場は米株高の流れを受けて、買い先行の展開になろう。12日の米国市場は、売り先行で始まったものの、ブレイナードFRB理事がインフレ目標の達成を重視し、追加利上げに慎重な姿勢を示したことで利上げ観測が後退。これが好材料視される格好から、堅調推移となった。この流れを受けて、日経平均は前日の大幅下落に対するリバウンドをみせよう。

 日経平均は前日の下落で25日線を割り込んだが、このところの調整局面においては、25日線割れも早い段階で切り返しを見せており、押し目買いが意識されるところ。ボリンジャーバンドでは-1σまで下げてきたため、調整一巡感が意識されやすいところである。

 もっとも米利上げ観測に振らされやすい需給状況であり、買い一巡後は25日線レベルでの攻防といった流れとなり、次第にこう着感が強まりやすい。プラス推移となるなかで日銀のETF買入れは期待しづらく、戻りの鈍さが意識されるようだと、短期筋の売り仕掛けが警戒されてきそうだ。

 物色の流れとしては、中小型株優位の展開とみておきたい。ゲームショウのほかソニーのプレイステーションカンファレンス(国内販売戦略発表)を控え、VR/AR関連のほか、自動運転車に関連した材料等もあり、テーマ株の循環が続きそうである。
《AK》

 提供:フィスコ

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