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2016年09月12日11時39分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:エイチーム、WSCOPE、コカイースト

エイチーム <日足> 「株探」多機能チャートより
■エイチーム <3662>  2,000円  +90 円 (+4.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 エイチーム<3662>が全般下げ相場に逆行高。同社は9日取引終了後、17年7月期の連結業績予想を発表したが、売上高は320億円(前期比39.3%増)、営業利益は33億円(同49.1%増)、最終利益は21億5000万円(同66.3%増)を見込んでおり、これを好感するかたちで買いが流入している。ネット関連サービスを手掛ける同社はビジネス特性上、例年第3四半期が繁忙期であるほか、採用・研修費、株式報酬など人材を確保するための費用計上を上期に計画していることから、利益は下期偏重となる見通し。モバイル端末向けゲーム開発も手掛けていることから、15日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ」関連としても買いが集まりやすい。

■ダブル・スコープ <6619>  2,074円  +66 円 (+3.3%)  11:30現在
 ダブル・スコープ<6619>が全般悪地合いのなかで、売り物をこなし続伸。前週末まで4連騰で株価を22%も上昇させていただけに、利益確定売りやむなしの場面だが、積極的に買い向かう動きがこれを凌駕している。同社は9日、韓国にリチウムイオン電池用セパレーターの高付加価値製品であるコーティングセパレーターの工場用地を取得し、第1段階として2ラインの生産設備を増設、生産能力を15年末の2倍以上に引き上げることを正式に発表した。世界的に環境保全に対する意識が高まるなか、自動車業界では排ガス規制強化の流れが強まっており、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の普及が加速する方向にある。つれて車載用2次電池としてリチウムイオン電池の需要が急増する流れにあり、同社のビジネスチャンス拡大に向けた期待が高まっている。

■コカイースト <2580>  1,973円  +50 円 (+2.6%)  11:30現在
 9日、コカ・コーライーストジャパン <2580> が16年12月期の連結経常利益を従来予想の136億円→178億円に30.9%上方修正。増益率が30.6%増→71.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。新製品を中心に水やコーヒーの販売が好調に推移する中、生産効率化やコスト削減が想定以上に進み、採算が大きく改善する。

■東京ドーム <9681>  984円  +16 円 (+1.7%)  11:30現在
 9日、東京ドーム <9681> が17年1月期の連結経常利益を従来予想の89億円→99億円に11.2%上方修正し、減益率が16.3%減→6.9%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。プロ野球・読売巨人軍の公式戦振替試合の開催に加え、東京ドームスポーツにおける指定管理者制度による新規の運営受託などが寄与し、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

■武蔵精密工業 <7220>  2,287円  +36 円 (+1.6%)  11:30現在
 武蔵精密工業<7220>が反発。9日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2550円から2700円へ引き上げた。ホンダ<7267>の四輪グローバル生産台数が従来想定よりも堅調に推移することや南米の収益改善が想定以上であることを指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の110億円(前期133億9800万円)に対して従来予想の114億円から118億円へ、18年3月期は124億円から157億円へ引き上げている。

■エフ・シー・シー <7296>  2,251円  +35 円 (+1.6%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が9日付でエフ・シー・シー <7296> の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を2500円→2800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、17年3月期の業績は懸念していた米国での生産準備費用も軽微に留まり、1ドル=100円などを前提にしても会社計画を大幅に上振れすると指摘。また、業績トレンドが二極化するホンダ系サプライヤーの中で最も優位な立ち位置にいる点も評価している。同証券は、17年3月期の連結営業利益を110億円→128億円(会社計画は100億円)、18年3月期を124億円→140億円、19年3月期を142億円→160億円にそれぞれ大幅上方修正した。

■イトクロ <6049>  2,878円  +28 円 (+1.0%)  11:30現在
 9日、イトクロ <6049> [東証M]が決算を発表。16年10月期第3四半期累計(15年11月-16年7月)の経常利益(非連結)が前年同期比52.5%増の13.3億円に拡大して着地したことが買い材料。主力の情報サイト「塾ナビ」の利用者拡大に伴い、学習塾や予備校からの手数料収入が伸びたことが寄与。通期計画の11.5億円を既に16.1%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■上村工業 <4966>  4,225円  +15 円 (+0.4%)  11:30現在
 9日、上村工業 <4966> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.32%にあたる12万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月15日から12月30日まで。

■クミアイ化学工業 <4996>  565円  -64 円 (-10.2%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 クミアイ化学工業<4996>が急反落。前週末9日の取引終了後、16年10月期の連結業績予想について、売上高を660億円から620億円(前期比1.4%増)へ、営業利益を32億円から19億円(同49.0%減)へ、純利益を40億円から29億円(同55.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。国内販売の低調が続いたことに加えて、海外畑作用除草剤販売が予定していた数量に達しなかったことで売上高が想定を下回る見通しであるのに加えて、試験研究費などが増加することが要因としている。また、想定為替レートを1ドル=105円から100円へ、1ユーロ=120円から110円へそれぞれ見直したことも響くという。なお、あわせて発表した第3四半期累計(15年11月~16年7月)決算は、売上高500億7200万円(前年同期比0.6%増)、営業利益23億7300万円(同37.5%減)、純利益27億4900万円(同24.2%減)だった。

■SUMCO <3436>  779円  -42 円 (-5.1%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 SUMCO<3436>が急反落で下値模索途上にあるほか、東京エレクトロン<8035>、信越化学工業<4063>も3日続落となるなど半導体関連株に売りが優勢となっている。「中国で国内外の半導体メーカーが大規模な増産に乗り出す」と11日付けの日本経済新聞が報じており、「2020年までの5年間の総投資額は過去5年の2倍以上の5兆円に達する見通し」と伝えた。あらゆるものをインターネットでつなぐIoT時代の到来で半導体需要が急速な高まりをみせるなか、3次元NAND型フラッシュメモリーなどメモリーの積層化で関連企業の商機が膨らんでいる。しかし、一方で中国での急速な投資拡大が需給バランスを崩すとの懸念も出ており、足もとは中期的な需給悪化への思惑が売りを誘発している。

■PCデポ <7618>  705円  -29 円 (-4.0%)  11:30現在
 9日、ピーシーデポコーポレーション <7618> が月次売上高を発表。8月の全店売上高は前年同月比10.5%減、既存店売上高が同9.9%減と5ヶ月ぶりに前年割れとなったことが売り材料視された。大幅減の理由について、会社側では8月17日以降、販売促進活動を自粛したことなどが影響したとしている。同社は7月まで前年を上回る売上高を確保していたが、8月に入って業績に急ブレーキが掛かった。同社は高齢者への高額解除料の請求などが問題視され、8月に株価が急落していた。

■東建コーポレーション <1766>  7,410円  -300 円 (-3.9%)  11:30現在
 東建コーポレーション<1766>が続落。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算が、売上高686億5000万円(前年同期比1.7%増)、営業利益27億9200万円(同13.7%減)、純利益19億1400万円(同10.1%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気されている。建設事業で完工物件が少なかったことや、利益率の低い工事に比率が高まったことが利益を押し下げた。不動産賃貸事業は一括借り上げ物件の件数が増えたことで売上高・利益を押し上げたが、建築事業の落ち込みをカバーするまでには至らなかった。なお、17年4月期通期業績予想は、売上高3018億3600万円(前期比6.4%増)、営業利益148億800万円(同12.4%増)、純利益100億5700万円(同16.5%増)の従来予想を据え置いている。

■ドンキHD <7532>  3,475円  -120 円 (-3.3%)  11:30現在
 9日、ドンキホーテホールディングス <7532> が月次販売高状況(速報)を発表。8月既存店売上高が前年同月比0.4%減とマイナスに転じたことが売り材料視された。インバウンド消費は前年同月を上回る堅実な推移を続けているが、台風など悪天候の影響で客数が減少したことが響いた。

■国際石油開発帝石 <1605>  845.8円  -24.7 円 (-2.8%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>が反落となったほか、昭和シェル石油<5002>なども原油関連銘柄に売りがかさんでいる。前週末に米国株市場が急落しており、そのリスクオフの流れが原油市況にも反映、WTI原油先物価格は1ドル74セント安の1バレル=45ドル88セントと5日ぶりに急反落、この流れが東京市場にも波及した。原油価格に連動する日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>なども大幅安となっている。

●ストップ高銘柄
 ベクター <2656>  555円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSパラ <1675>  5,760円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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