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【経済】日銀は9月会合で何を決めるのか?


 8日発表された今年4-6月期の実質国内総生産(GDP)二次速報値は前期比年率+0.7%で市場予想の+0.2%程度を上回った。民間企業設備投資は速報値-0.4%から-0.1%に上方修正されたこと影響したようだ。

 4-6月期二次速報値は上方修正されたことから、日本銀行による早期追加緩和観測はやや後退している。日銀は9月20-21日の金融政策決定会合で、金融緩和策について総括的な検証を行うが、緩和策縮小の結論は出て来ないとみられている。市場は金融政策だけで2%の物価目標を達成することは困難との見方に傾いているようだが、日銀が量的緩和策の効能を評価してマネタリーベースの拡大を打ち出した場合、リスク選好的な円売りが広がる可能性は残されている。
《MK》

 提供:フィスコ

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