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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リクルート、第一三共、花王

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより
■リクルート <6098>  3,955円  +85 円 (+2.2%)  本日終値
 26日、リクルートホールディングス <6098> が予定していた国内外での売り出し6113万4800株→5747万9200株に、オーバーアロットメントによる売り出しを上限336万5200株→上限316万3900株に変更したことが買い材料視された。同日に行われた764万3300株の自社株買いで、売り出し株の一部が売却されたことに伴うもので、株式需給への影響緩和を好感した買いが向かった。

■日伝 <9902>  2,863円  +40 円 (+1.4%)  本日終値
 26日、日伝 <9902> が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料視された。9月末の株主優待に加え、3月末を基準日とする株主優待制度を追加。100株以上1000株未満保有でクオカード1000円分、1000株以上保有で同3000円分を贈呈する。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■第一三共 <4568>  2,377円  +24.5 円 (+1.0%)  本日終値
 第一三共<4568>が反発。同社は26日、抗インフルエンザウイルス薬「イナビル吸入粉末剤20mg」(一般名はラニナミビルオクタン酸エステル水和物)について、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の予防に用いる場合として、成人および10歳以上の小児への40mgの単回吸入投与と、10歳未満の小児への20mgの単回吸入投与の用法・用量追加に係る承認事項一部変更承認を国内で取得したことを発表した。イナビルは、同社が創製した長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤で、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症に対応している。今回の用法・用量追加に係る承認により、小児から成人まで同剤の単回吸入投与によるインフルエンザウイルス感染症の予防が可能となる。

■花王 <4452>  5,424円  +53 円 (+1.0%)  本日終値
 花王<4452>は堅調。26日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を6600円から6700円に引き上げた。為替の円高により売上高が目減りするなかでも、アジアで紙おむつの販売数量増が収益改善に寄与し、アジア市場での同社の存在感上昇と、収益貢献が持続していることが明確化しているとし、第3四半期決算は市場コンセンサスが切り上がる契機となると指摘。16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の1840億円に対して従来予想の1940億円から1964億円へ、17年12月期を2122億円から2146億円へ引き上げている。

■中部電力 <9502>  1,348円  +10.5 円 (+0.8%)  本日終値
 中部電力<9502>は堅調。26日付で岡三証券がレーティングを「中立」から「強気」へ、目標株価を1480円から1510円へ引き上げた。浜岡原発3、4号機の安全対策工事完了時期を未定としたことで、いわゆる原子力なしでの収益性確保へ舵を切る必要に迫られており、同社のコーポレートスローガンである「時代の先へ」向かう諸施策を講じることで今後の収益性向上が期待できると指摘している。

■大崎電気工業 <6644>  948円  +6 円 (+0.6%)  本日終値
 大崎電気工業<6644>が続伸。国内スマートメーター市場の成長とシェア拡大などを背景に同社の業績拡大が続くことを評価する買いが流入している。スマートメーターは電力をデジタルで計測し、メーター内に通信機能を持たせた次世代電力量計のことで、大手電力会社が積極的に設置を進めている。同メーターは高水準の需要が続いているほか、シンガポール子会社OUIの損益改善も期待されている。国内大手証券では、17年3月期の連結営業利益を会社予想41億円に対し60億円(前期比61%増)と予想するなど、大幅な増額修正が期待されている。

■アダストリア <2685>  2,363円  -320 円 (-11.9%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 アダストリア<2685>が急反落。ドイツ証券が27日付のリポートで、レーティング「ホールド」を継続したが、目標株価を3750円から2900円へ引き下げたことが嫌気されている。同証券では、持続的な成長を意識した取り組みなど成長投資を本格化させているが、ファッショントレンドの変化に乏しく、秋冬の販売環境は楽観視できないと指摘。17年2月期営業利益予想は会社計画170億円を下回る124億円としている。

■PCデポ <7618>  692円  -58 円 (-7.7%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が急落。高額のサポートサービスの解約を巡る騒動を受けて株価は大幅安となり、一連の騒動のきっかけとなったネットへの投稿があった今月中旬からの下落率は5割を超えている。同社は、先週、追加の顧客対応策を発表。電話やダイレクトメールで利用状況を確認しており、いまのところ大きな解約は出ていない、とも報じられている。ただ、「今回の騒動によるイメージダウンが業績面での悪化につながらないか懸念している」(アナリスト)との声は少なくなく、株価も戻り局面では売りに押される展開となっている。

■クスリのアオキ <3398>  4,575円  -365 円 (-7.4%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 クスリのアオキ<3398>が急落。前週末26日の取引終了後に発表した8月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比1.3%増となり、6月の同7.3%増、7月の同4.6%増から伸び率が鈍化したことが嫌気されている。

●ストップ高銘柄
 安川情報システム <2354>  386円  +80 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 ウェッジHD <2388>  447円  +80 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値
 カルナバイオサイエンス <4572>  1,685円  +300 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 内外テック <3374>  604円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 極楽湯 <2340>  1,025円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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