【市況】明日の株式相場見通し=円高警戒感強まり軟調推移、5日・25日線のDCで調整機運
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「買い手掛かりに乏しいなか、23日の東証1部の売買代金は、1兆8181億円と連日の2兆円割れとなった。23日終値で、5日移動平均線(1万6574円)と25日移動平均線(1万6583円)がデッドクロス(DC)したことから、目先的には調整ムードが強まっている」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は、売り優勢で始まった後、後場寄りに一時プラス圏に浮上する場面があったものの、後場後半には下げ幅を拡大する展開となった。日経平均株価終値は、前日比100円83銭安の1万6497円36銭と3日ぶりに反落した。
日程面では、8月の月例経済報告、22日時点の給油所の石油製品価格、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、米7月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)