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【市況】明日の株式相場見通し=円高警戒感強まり軟調推移、5日・25日線のDCで調整機運

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(24日)の東京株式市場では、きょうの現物株市場の取引終了後に、外国為替市場で1ドル=99円台後半へと円高・ドル安が進行していることなどへの警戒感から、売り先行で日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。これまで比較的頑強な値運びをみせていた自動車など輸出関連に反落する銘柄が目立っており、物色の手詰まり感が増すことが懸念される。

 市場関係者からは「買い手掛かりに乏しいなか、23日の東証1部の売買代金は、1兆8181億円と連日の2兆円割れとなった。23日終値で、5日移動平均線(1万6574円)と25日移動平均線(1万6583円)がデッドクロス(DC)したことから、目先的には調整ムードが強まっている」との見方が出ていた。

 23日の東京株式市場は、売り優勢で始まった後、後場寄りに一時プラス圏に浮上する場面があったものの、後場後半には下げ幅を拡大する展開となった。日経平均株価終値は、前日比100円83銭安の1万6497円36銭と3日ぶりに反落した。

 日程面では、8月の月例経済報告、22日時点の給油所の石油製品価格、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、米7月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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