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【経済】ソロス・ファンドが金ETFと金鉱山株の持ち高を大幅に減少、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

世界3大投資家の1人、ジョージ・ソロス氏を皆様はご存知でしょうか? 1992年にポンドを空売りして約15億ドルの利益をあげ、「イングランド銀行を潰した男」として有名な方です。
そのソロス氏が2016年6月9日に長い休止期間を経てトレーディングを再開したことが報道されていました。ソロス氏は英国のEU離脱も予測していたとされ、相変わらずキレキレだという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

そのソロス氏の最近の動向についてですが、松永さんによると、
『米著名投資家のジョージ・ソロス氏率いるソロス・ファンドは、4~6月に金ETFと金鉱山株の持ち高を大幅に減少させたことが、米証券取引委員会が15日に公表した資料で明らかとなりました』とのこと。
また『ソロス・ファンドは、5月頃も金ETFを活発に購入していたことが伝えられていたことから、6月頃に金ETFを大量売却した可能性もあります』とおっしゃっています。
では気になる金の値動きはといいますと、
『NY金におけるファンドの買い越し枚数や金ETF保有金量が共に4月頃から増加傾向を続けたものの、この2か月間ほどは年初来最高値水準近くで横ばいを続けております』
そして『現在のNY金の三角保合いが上下のどちらかに放れると、2か月ほど膠着を続けているファンドポジションが一気に動き出す可能性もあります』とのことでした。

ソロス氏の目論見通りになるのかを含めて、金相場もウォッチしていきましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の8月18日付「金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《FA》

 提供:フィスコ

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