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2016年08月18日11時59分

【特集】<話題の焦点>=働く女性・シニア増加でニーズ高まる家事代行サービス

ダスキン <日足> 「株探」多機能チャートより
外国人活用でダスキン、パソナなど認定

 政府が国家戦略特区で外国人による家事代行を解禁したことを受け、神奈川県は7月27日、特定機関(サービス事業者)としてダスキン<4665>とパソナグループ<2168>、ポピンズ(東京都渋谷区)の3社を認定した。対象地域は今後、大阪府などにも広がる見通しで、家事代行サービス市場のさらなる拡大が見込まれている。

 安倍政権が「女性が輝く社会」の実現や、「高齢者の就労機会の確保」というアクションを掲げていることが同市場を後押ししている。総務省が6月下旬に発表した2015年国勢調査の抽出速報集計によると、就業者全体に占める女性と65歳以上の高齢者の割合が初めて5割を超えた。女性とシニア層が働き手として存在感を高めるなか、家事にかける時間を削減できるサービスへのニーズが高まっている。経済産業省は2012年度に980億円だった家事代行サービス市場が将来的には約6000億円に拡大するとの見通しを示しており、需要を取り込もうとする企業の動きが活発化している。
 
 NTTドコモ<9437>は7月13日から、新サービスブランド「dリビング」の提供を開始した。このサービスはダスキンのハウスクリーニングやベアーズ(東京都中央区)のシッター&家事代行などを通常価格の30%引きの優待価格で利用することができる。
 
 リクルートホールディングス<6098>は今年4月、家事支援サービス「casial.(カジアル)」を正式に事業化した。14年10月からの試験運用では、利用者の初回リピート率が75%を超えているといい、今後3年間でのべ1万人の利用を目指すとしている。
 
 ロングライフホールディング<4355>子会社のエルケアは15年12月に、家事代行を行う「リボン部」のサービスを開始した。エルケアは訪問介護の実績があり、ヘルパー有資格者が対応するプランなどが用意されている。
 
 エキサイト<3754>はインターネット情報サービスなどを手掛けているが、15年11月に介護や家事を支援するサービス「ファミリーサポーター」を開始。支援者と支援を必要としている人をインターネット上でマッチングする。

 このほかでは、ニチイ学館<9792>やイオン<8267>、ヤマトホールディングス<9064>なども同事業を積極展開。また、介護や保育事業を積極展開しているジェイコムホールディングス<2462>などが新たに参入してくる可能性もありそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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