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【市況】2日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高と3日ぶり反発、「国企改革」関連銘柄しっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

2日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.89ポイント(0.61%)高の2971.28ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、18.76ポイント(0.61%)高の3110.51ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.34ポイント(0.39%)高の341.05ポイント、深センB株指数は7.99ポイント(0.70%)高の1145.23ポイントで終了した。

金融規制強化の不安がやや後退する。中国銀行業監督管理委員会が制定中の「商業銀行理財業務監督管理弁法」について、証券投資規制は盛り込まれないとの見通しを現地メディアが1日報じた。国有企業改革(国企改革)の進展期待も強まる。中央企業の新興際華集団と一重集団が合併する??との観測が流れた。それぞれ傘下企業株が動意付く流れ。軍需品メーカーの際華集団(601718/SH)が5.9%高、重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)が3.9%高と値を上げた。政策期待の高まりで、投資家心理もやや上向く。上海総合指数は一進一退の値動きを続けていたものの、終盤に入り買いの勢いが増した。

業種別では、不動産株がしっかり。保利地産(600048/SH)が1.8%上昇した。証券株も強含みで推移する。インフラ関連株も上げが目立つ。なかでも電力設備株が上昇。政府が推進する現代版シルクロード構想「一帯一路」を追い風に、原発の海外輸出が拡大する??と複数のブローカーが見通しを示したことが支援材料だ。ITハイテク関連株や空運株、素材関連株、消費関連株、エネルギー関連株などもしっかり。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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