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【特集】<話題の焦点>=夏真っ盛り、デトックス関連に関心

 夏真っ盛りのなか、ダイエットと並んで、英語で解毒を意味する“デトックス”に関心が集まっている。体内には栄養や酸素の残りカスなどの老廃物や、食品添加物、大気汚染などに伴う化学物質が蓄積されている。デトックスは、この体内に溜まった有害毒素を排出することにより、体内浄化を行い健康な身体作りを促進するというもの。

 新陳代謝を活発にして体温を上げ、尿や汗で体内の老廃物排泄を促進することや、排泄を促す食物を取ることも、身体の代謝機能を高めることにつながる。また、有害物質を取り除くことは、身体本来の機能を取り戻すことにつながり、健康や美肌、ダイエットに良い影響を与えるという。

 RIZAPグループ<2928>傘下の健康コーポレーションの通信販売では、カロリーコントロール、ダイエット、デトックスに役立つ健康食品やサプリメントを幅広い品ぞろえで販売している。カゴメ<2811>は、解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用、肝機能の改善などの効果があるとされるスルフォラファンという成分を多く含むブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)を販売している。

 便秘薬としては、大正製薬ホールディングス<4581>の「コーラック」、「新ウィズワン」、小林製薬<4967>の「オイルデル」、「クレンジル」、ロート製薬<4527>の「スラーリア」などがある。また、便秘解消、内臓脂肪燃焼、ダイエットに効果のある機能性表示食品としてはライオン<4912>の乳由来のたんぱく質「ラクトフェリン」、森下仁丹<4524>の「ビィフィーナ」がある。

 さらに、アサヒグループホールディングス<2502>の「ウィルキンソン・タンサン」をはじめとした無糖炭酸水にも注目。二酸化炭素は水分に溶けやすく、炭酸水という形で体に取り込むと、血液内の二酸化炭素濃度が高くなる。これにより、二酸化炭素を追い出そうと血管を広げ、血流がよくなることで、新陳代謝が高まりによるデドックス効果が期待できるという。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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