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【市況】27日の株式相場見通し=買い先行も上値の重い展開に、円高一服はプラス材料

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 27日の東京株式市場は、買いが先行するものの、一巡後は上値が重い展開となりそうだ。28~29日に開催される日銀の金融政策決定会合を前にして手控え姿勢が強まるなか、前週までの2週間で大幅上昇をみせた過熱感が、投資家の戻り売り姿勢を誘発しそうだ。ただ、前日には、一時1ドル=103円台後半まで進行した円高・ドル安進行が、現状では一服状態となっていることは買い材料となりそうだ。27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=104円70銭台での推移となっている。

 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比19.31ドル安の1万8473.75ドルと続落。27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を前にして、売り買いともに手控えられるなか、マクドナルドなど4~6月期決算発表の内容が低調だった銘柄が売られた。ナスダック総合株価指数は、前日比12.419ポイント高の5110.047と反発した。

 日程面では、東京・紀尾井町の複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」が全面開業、25日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、FOMC声明発表、英4~6月期のGDP、米6月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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