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2016年07月26日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

あすか薬 <日足> 「株探」多機能チャートより

■あすか製薬 <4514>  2,191円 (+360円、+19.7%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率3位。あすか製薬 <4514> が一時ストップ高。22日、厚生労働省が8月5日に開催される薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会で、同社の肝性脳症治療薬「リフキシマ」を審議対象にすると明らかにしており、これを好材料視した買いが入った。同薬については、5月30日の審議会で審議対象となったものの、継続審議の対象となり、データの追加が求められていたが、今回、これに対応したことで改めて製造販売承認の可否が審議されることになる。製造販売が可能になれば業績へのインパクトが大きいとみた買いが入っているようだ。

■KOA <6999>  837円 (+47円、+6.0%)

 KOA <6999> が続伸。同社は22日の取引終了後、17年3月期第1四半期(4-6月)連結業績予想の修正を発表。売上高を106億7000万円から109億3400万円(前年同期比7.0%減)へ、営業利益を5億2000万円から7億2300万円(同14.4%減)へ、純利益を8億8000万円から8億4100万円(同6.3%増)へ修正した。急激な円高による為替差損の増加で純利益は下方修正となるが、自動車関連向けが好調に推移している。

■マツダ <7261>  1,571円 (+88円、+5.9%)

 マツダ <7261> が大幅高。同社は為替感応度の高い自動車セクターでも欧州向け売上比率の高さが特長だ。英国EU離脱決定に絡むポンド安およびユーロ安の流れを受け、輸出採算悪化懸念から株価は6月下旬を境に急落したが、7月相場では急反騰態勢に転じている。足もと為替相場は対ドルで106円台前半、対ユーロで116円台後半まで円安方向に触れており、これが追い風材料となった。また、23日付の日本経済新聞が同社の16年4-6月期営業利益について「前年同期比6%減の500億円前後だったようだ」と報じ、急速な円高進行は重荷となったものの「欧州で新車販売が好調なうえ、減価低減効果で減益幅は限られた」と伝えたことが買い戻しを加速させる背景となった。

■日新電機 <6641>  1,797円 (+96円、+5.6%)

 日新電機 <6641> が5連騰で上場来高値を更新した。同社は21日に決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比499倍の24.9億円に急拡大して着地したことが引き続き買い材料視された。利益率の高い薄型ディスプレー製造用イオン注入装置の販売が大きく伸びたことが寄与。原価低減に取り組んだことも大幅増益に貢献した。上期計画の25億円に対する進捗率は99.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ナノキャリア <4571>  901円 (+46円、+5.4%)

 ナノキャリア <4571> [東証M]が大幅高。同社は23日、5月1日に米国連邦破産法第11章に基づき事業再建手続きの申し立てを行った米バインド・セラピューティクス社のオークションに参加すると発表。これが材料視されたようだ。米バインドは破産法363条の規定に基づき資産売却の手続きを進め、7月1日に米ファイザーとの間で大部分の資産売却について合意し、米国破産裁判所に対して資産売却の許可を申請。これに伴い、破産裁判所の入札手続きに基づき、25日にオークションが行われた。同社では買収が成立した場合、米バインドの持つパイプラインや新たなポリマー・ナノ粒子技術の獲得のほか、米国での活動拠点および人材の獲得などが可能と見込まれ、米国を中心とした海外事業を強化できると考えているという。なお、業績への影響はオークションの結果に基づいて精査し、速やかに公表するとしている。

■日本電産 <6594>  8,917円 (+357円、+4.2%)

 22日、日本電産 <6594> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益が前年同期比5.6%増の315億円に伸びて着地したことが買い材料視された。「車載及び家電・商業・産業用」部門の営業利益が前年同期の104億円から138億円に拡大した。家電・商業・産業用モーターの販売好調に加え、原価が改善したことが寄与。急激な円高を跳ね返し、営業増益を確保したことが好感された。株価は年初来高値を更新した。

■富士通ゼネラル <6755>  2,367円 (+92円、+4.0%)

 22日、富士通ゼネラル <6755> が17年3月期上期(4-9月)の連結営業利益を従来予想の75億円→105億円に40.0%上方修正。従来の27.1%減益予想から一転して2.1%増益見通しとなったことが買い材料。欧州向け空調機の販売好調に加え、円高による輸入採算の改善や原価低減が利益を押し上げる。上期増額分を下回る形で、通期の同利益を220億円→240億円に9.1%上方修正。なお、通期の前提為替レートを1ドル=115円→108円に変更した。

■HUG <3676>  3,400円 (+110円、+3.3%)

 ハーツユナイテッドグループ <3676> が反発。同社は22日の取引終了後、上海に子会社を設立することを発表した。14年1月からの中国政府の規制緩和により、据置型の家庭用ゲーム機の製造・販売が解禁されたことを受け、中国国内で家庭用ゲームの開発が本格的に開始されている。これに対応すべく子会社を通じて中国でデバッグ事業体制をより本格化していく。

■ミクシィ <2121>  3,625円 (+115円、+3.3%)

 ミクシィ <2121> [東証M]が反発。同社はこの日、YouTubeで配信中のアニメ版「モンスターストライク」の映画化を決定し、「モンスターストライク THE MOVIE」として、12月10日から劇場公開することを発表した。モンストアニメは、1話を約7分に凝縮した、スマホ時代の新しいアニメフォーマットとして15年10月10日からYouTubeにおいて11言語で世界で配信を開始している。今回の映画版は7月30日から映画館で特報映像が流れるほか、フライヤーの配布やポスターの掲示などを行う。

■不二越 <6474>  343円 (+10円、+3.0%)

 不二越 <6474> が反発。岩井コスモ証券が前週末22日付のリポートで、投資判断を「B」から「A」へ、目標株価を340円から450円へ引き上げたことが好感された。16年11月期上期は、円高やロボット向けの先行投資が原因で前年同期比3割減の営業減益で着地。下期も円高や業績下方修正などが予想されるが、株価は悪材料の多くを織り込んだと評価している。また、会社側では、産業用小型ロボットに注力し、20年11月期には売上高4000億円(今期2120億円予想)を目指す強気な会社計画を発表している。

■東京製鐵 <5423>  725円 (+21円、+3.0%)

 東京製鉄 <5423> が大幅高。同社が22日引け後に17年3月期の非連結業績予想の修正を発表、利益見通しが引き上げられたことが好感された。通期の最終利益は従来予想の80億円から85億円(同55.6%減)へ上方修正された。このほか、国内大手証券が目標株価を引き上げている。野村証券は、鉄屑価格が低位安定で推移する点、今後の政府の経済対策による建設用鋼材の需要増の可能性を織り込み、業績予想を上方修正し、目標株価も690円から780円へ引き上げ、レーティングは「ニュートラルを」を継続している。また、SMBC日興証券は、17年3月期第1四半期実績及び今回の上方修正にサプライズはなかったとみるとしながらも、会社計画にはさらなるアップサイドがあるとみており、今後の進捗に期待したいと解説。投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価1100円を継続している。

■西武ホールディングス <9024>  1,859円 (+53円、+2.9%)

 西武ホールディングス <9024> が反発。国内大手証券では、従来は年間のEBITDAが15億~20億円程度、ホテル好調時でも30億円程度だったものの、複合の新施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」では安定的に90億円程度が見込めると指摘。将来は、築年を経たホテルが多い高輪や芝での大型再開発着手の可能性が株式市場から期待されているとして、レーティング「バイ」と目標株価3900円を継続している。

■山九 <9065>  597円 (+16円、+2.8%)

 山九 <9065> が反発。国内大手証券では、国内インフラは高度経済成長期に建設された設備が多く、老朽化を背景にメンテナンスや更新ニーズは高まっていると指摘。主力の機工事業は国内の鉄鋼、化学、電力などのインフラ設備の老朽化を背景に、堅調なメンテナンスや改造・改修需要が見込まれるとして、17年3月期に機工事業、物流事業の増益から営業最高益の更新を予想。レーティング「バイ」、目標株価740円でカバレッジを開始している。

■サカタのタネ <1377>  2,622円 (+69円、+2.7%)

 サカタのタネ <1377> が5日続伸、急勾配の5日移動平均線をサポートラインに上値指向を強めている。国際的にも高い競争力を誇る種子メーカーで、新興国を中心に、ニンジン、ブロッコリーなど野菜種子や花種子の需要を取り込んでおり、安倍政権が掲げる国内農業の成長を担う中軸銘柄の一社としても市場の視線を集めている。立花証券が22日付で同社の投資判断を「強気」継続(目標株価3000円)でフォロー、これが株価を改めて刺激している。会社側は17年5月期の営業利益について前期比18%減の60億円を計画しているが、同証券では70億円レベルへ上方修正される可能性が高いとみている。

■いちごHD <2337>  467円 (+11円、+2.4%)

 いちごグループホールディングス <2337> が大幅反発。前週末22日の取引終了後、ホテル10物件の信託受益権をいちごホテルリート投資法人 <3463> に売却すると発表しており、これを好感した買いが入った。なお、同売却により、第2四半期業績に売上高281億円、純利益約46億円を計上する予定だが、17年2月期業績予想には織り込み済みとしている。

■ディップ <2379>  3,275円 (+75円、+2.3%)

 ディップ <2379> が年初来高値を更新。欧州有力証券では、17年2月期第1四半期決算で売上高が前年同期比30%増の81億8800万円、営業利益が同22.5%増の22億800万円となった事を評価。「バイトルの案件増加が加速している」として、レーティングを「アンダーパフォーム」から「買い」に、目標株価を3100円から4000円に引き上げている。

■日本新薬 <4516>  5,740円 (+110円、+2.0%)

 日本新薬 <4516> が5営業日続伸。大和証券では、アクテリオンが16年4-6月決算を発表したことを受け、リポートをリリース。日本新薬が導出している肺動脈性肺高血圧症治療剤Uptraviの4-6月の売り上げは同証券の従来想定を上回ったと紹介。想定と比べて早く多くの患者に浸透しつつあるとみて、業績予想を上方修正している。ただ、Uptraviの高い成長ポテンシャルを考慮しても株価に割安感は乏しいと引き続き考えているとしながらも、中長期業績を大きく左右しうるUptraviの販売動向に注目を続けたいと解説。目標株価を5300円から5800円へ引き上げ、投資判断は「3」(中立)を継続している。

※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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