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【特集】システム ディ Research Memo(6):コンプライアンス強化の動きは、ソフトエンジニアリング事業にとって追い風

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業部門別動向

(3)ソフトエンジニアリング事業

ソフトエンジニアリング事業は、業種特化というよりは業務特化型ソフトウェアの開発販売で、具体的には幅広い業種の民間企業向けに、規程・契約書の管理システムを提供している。

2016年4月末時点の導入企業数は248社となった。業種を問わず企業経営においてコンプライアンス強化が求められている現状は、同事業にとって追い風と言える。コンプライアンスの遵守においては、ルール作りから始まり、ルールの遵守状況をモニターし、記録する必要が出てくる。そこにシステムディ<3804>の規程管理システムの活躍する余地が生まれるからだ。弊社ではコンプライアンス対応ニーズは、事業を行う上でライセンスが必須で、かつ、監督当局の目が厳しい金融機関において最も強いとみている。同社も同様の考えに立ち、金融機関向け新製品を2016年10月期中に発売予定であり、その収益貢献が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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