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【市況】東京株式(大引け)=111円高、後場失速もファーストリテ効果で5日続伸

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は前日の米株高や為替のドル高・円安を背景に続伸。ただ、後半は上げ幅を縮小し買い疲れ感も垣間見える展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比111円96銭高の1万6497円85銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は25億1078万株、売買代金概算は3兆1130億5000万円。値上がり銘柄数は980、対して値下がり銘柄数は878、変わらずは109銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクを取る動きが継続した。前日の米国市場ではNYダウが5日続伸で史上最高値を連日更新したほか、外国為替市場ではドル買いの動きが強まり、一時1ドル=106円台に入る円安も主力株を中心に追い風材料となった。注目のLINE<3938>は公開価格を5割近く上回る4900円で初値をつけたが、寄り後は次第安の展開となり、安値圏で着地する引け味の悪い展開となった。週末で3連休前ということもあり、日経平均は後場終盤から伸び悩んだ。225採用で指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983>のストップ高が日経平均を約200円近く押し上げており、同銘柄を除けば実質的にマイナス圏で着地したことになる。なお、売買代金は3兆円を上回った。

 個別では、任天堂<7974>が記録的商いを継続し大幅続伸。第一生命保険<8750>、いちごグループホールディングス<2337>なども商いを伴い上昇。野村ホールディングス<8604>も高い。エスケイジャパン<7608>、一六堂<3366>、サノヤスホールディングス<7022>が値幅制限いっぱいに買われ、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>も続急騰。

 半面、キーエンス<6861>が大幅安、ファナック<6954>、小野薬品工業<4528>も値を下げた。大和ハウス工業<1925>が軟調、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も安い。gumi<3903>、コナミホールディングス<9766>が急落。ダブル・スコープ<6619>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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