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【市況】【今日の相場見通し】15,800円~16,200円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米株式市場は、6月雇用統計の結果を好感した流れが週明けも続き、ダウ平均は年初来、大型株で構成されているS&P500は史上最高値を更新するなど、概ね堅調な値動きから3指数揃っての値上がりで取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ360円高と、大きく値上がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行から、16,000円の大台近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、米国の雇用統計が市場予想を上回る内容だったことに加え、参院選挙での与党圧勝により、日本の景気刺激策への期待が海外で一段と膨らみ、リスクオンの動きからドルが102円台後半まで買われるなど、円高傾向の一服感から輸出関連セクターを中心に買戻しの展開となる公算である

 ただ、昨日の大幅上昇でも、東証1部の出来高は20億株を下回るなど、目先底入れにはまだエネルギー不足を感じるだけに、本日の取引でボリュームアップが望めなければ、後半に失速する可能性には十分注意したいところだ。

 テクニカル的には、シカゴの清算値にさや寄せしての取引開始ならば、1ヶ月振りとなる25日移動平均線(15,776円前後)浮上を果たしそうで、そのまま同移動平均線が下値支持線となり、次の上値抵抗線は75日移動平均線(16,348円前後)が意識されるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、25日移動平均線(2,451ポイント前後)が目先の上値抵抗線で、ここを突破してくれば、75日移動平均線(2,469ポイント前後)が次の抵抗線となり、下値はボリンジャーバンドの-1σ(2,399ポイント前後)支持線となりそうで、マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの中心線(1,011ポイント前後)~-1σ(941ポイント前後)のレンジ内取引が想定される。

 本日の予想レンジ 15,800円~16,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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